2010年2月6日土曜日

「資本主義Matrix」を超えて:マネーとの適切な付き合い方

(出所:SONY)

さて、今回から、”「資本主義Matrix」を超えて”と題して、今まで連載したような、幸せになれない「資本主義Matrix」の循環から距離を置いて、幸せになれるようなマネーとの付き合い方について考えてゆきたい。


○「適切な自己評価」を持つ事がまず何よりも重要

何を唐突な、と思われるかも知れない。

しかし、上場企業の経営者を取材や企業分析の中で見ていても、また自身が運用の仕事をしていても、資本主義、マネーと適切な距離感を持って付き合うには、この点が非常に重要だと実感している。

なぜならば、「資本主義Matrix」にはまってしまう理由として、多くの人が、成功するための動機付けに「負の感情」を用いてしまうと言う点が挙げられるからである。

例えば、お金が無い、異性にモテない、会社の上司等に酷い目に遭わされた、冴えない会社員をやっている自分が情けなく見える、等等。こう言った状況、言わばコンプレックスに対して、「こなくそ」「競争に勝って下克上するぞ」「世間に自分の凄さを認めさせてやる」「こんな惨めで冴えない状況からおさらばだ」と言う気持ちでもって頑張る。こう言うパターンが、本当に多いのである。

しかも厄介なのは、この手の怒りにも似た「負の感情」は、モチベーションとして非常にパワフルで力を生むので、こういった気持ちでもって突き進むと、ある程度成功してしまう点である。「負の感情」で突き進む事が正しいのだ、なぜならそれで結果が出るんだから、と思ってしまい、「負の感情」を用いる事が中毒的になる傾向があるように見受けられるのである。

しかし、こう言った感情で突っ走ると、先のMatrixの話で書いた通り、色々な形で問題が起きて来る。コンプレックスの裏返しで、成功すると共に知らず知らずのうちに自意識が肥大して来るからである。

元々惨めだった自分が、大逆転の大勝利。皆が褒めそやしてくれる。昔自分の事をボロクソに言っていた上司や同僚が、頭を下げて「部下にしてください」「雇ってください」等と言って来るかも知れない。マスコミ等で褒められるかも知れないし、成功者として講演等で壇上から話をしたりする機会も増えるかもしれない。成功するまでは会話も出来なかったような美女(美男)と知り合えるしあれやこれや出来るかも知れない。桶狭間の戦いで今川義元に勝った織田信長のような気分、あるいは悪党にボコにされた後にお師匠のもとで修行して遂に悪党に勝ったジャッキーチェンのカンフーものの映画の主人公みたいな気分である。それは気分が良いだろう。

しかし、こう言う所から転落は始まるのである。奢り、あるいは英語で言えばComplacencyとでも言えば良いだろうか。知らず知らずのうちにそう言う状況になり、家庭やパートナーを顧みなくなり、経営者なら成長速度の遅い従業員や、勝ち組ビジネスマンなら周囲の凡庸な同僚を「バカだなあ」と思うようになって来るようになる。人を優秀かどうか、ビジネスになるかどうかと言った視点で見るようになり始める。こう言った所から、転落の道は始まるのである。

こう言ったマネーに関わる浮沈のもとになるのが、「負の感情」である。
そして、「負の感情」が生じる理由が、「適切な自己評価」が不足しており、自己評価が低い事にある場合が少なくないのである。


○元々「成功者」(あるいはあなた)は「惨め」で「冴えなかった」のか?

ここで少し考えてみて欲しい。元々「成功者」(あるいはあなた)は、そもそもの出発点として、「惨め」で「冴えなかった」のだろうか。

金持ちでなければ惨めだろうか。

勿論、日々の衣食住にも困る位であれば惨めな気分にならざるを得ない。そう言う場合は、しのごの言わずにまずは普通の生活が出来る所まで這い上がる必要がある。それは否定しない。

しかし、それ以降については、実際にはカネがあれば偉いと言う訳でも、先のMatrixで書いた通り、必ずしも幸せになる訳でもない。人間、大富豪でも一般人でも、毎日寝て起きてトイレ行ってメシ食って何十年かで死ぬのだ。カネがあれば先端医療だの大地震が起きても問題無い頑丈な家に住むだのであの世に行く時期は延ばせるかもしれないが、結局あの世には皆行くし、あの世にカネは持って行けない。成功するためのストレス等で、思わぬ早さで亡くなってしまう金持ちも実際には居る。

結局の所、普通の生活に必要なお金は勿論大切だが、普通の生活で必要な以上の「マネー」は、ただの数字、記号である(注1)。

今時服だってユニクロやH&M等使えば安価にソコソコこぎれいな服装も出来るし、料理でも習って自炊して、仲の良い友人や異性と2−3000円のワインや日本酒でも開けてパーティすれば十分楽しい(注2)。こう言った事を楽しめるために必要な状況と言えば、心身共に健康である事と、後は年収で言えば年収300万円よりは上かも知れないが、別に金持ちである必要は無い。幸せとは案外身近な所にあるものである(注3)。


学歴の高い低いと言った点も、価値観のほんの一面に過ぎない。これは日本に限らず米国等の他の先進国でも同じかも知れないが、子育て等の面で、学歴中心の考えを子供に押し付け過ぎである。勉強以外にも才能は沢山あるし、素晴らしい才能が必ずしもマネタイズしやすいものばかりではない。しかしマネタイズ出来なければ価値が無いのかと言えばそんな事はない(芸術分野等)。

金融業界の面接のお作法の所で、確かに金融業界の場合は学歴が高くないと入りづらいと書きはした。これは事実である。しかし、では金融業界で仕事をするのがそんなに偉いのだろうか。筆者の実感で言えば、「確かに大量のマネーが巡っている中に身を置く事になるので、給与は全体として(能力や努力量が同じなら)他産業より貰い易い」ようには思う一方で、先のMatrixで書いた通りで、マネーの力に翻弄されて幸せから遠ざかってしまうような事例も少なくない。高学歴だから得られる金融以外の仕事(官僚とか、コンサルとか)も、似たようなものだろうと思う。権力なり、マネーなりが集まる所と言うのは、気をつけていないと色々面倒と言うか副作用も起き易いのである。

世の中には学歴が無くても金銭的に成功する人は沢山居るし、学歴も目立った金銭的成功が無くても幸せな人はもっと沢山居るだろう。誰にとっても隣の芝生は青く見えるものである。


会社員がそんなに惨めだろうか。
これはブラック企業等の場合だと本当に惨め(筆者も、土日なし、睡眠時間3−4時間でエンドレスと言った劣悪な環境下で仕事をした事はあるのでそれはよく分かる)なのでその場合は何とかそこから脱出して普通の生活が過ごせるような状況に持って行く事が勿論第一となる。
しかし普通の会社であればモノは考えようである。

会社と言うのれん、顧客基盤、各種インフラ等を使わせて貰う事で自分一人では出来ない事をやれると言う面もある。
満員電車が嫌なら職住近接して自転車通勤するなり、早起きして空いている電車に乗ればいい。
出世して役員等になりたいと言う事でも無ければ、嫌な上司とは距離を取って最低限の挨拶位を適当にやっておけばいい。
風邪を引いたら休めばいいし、旅行に行きたくなったら有給休暇を使えばいい。良くも悪くも自分一人位何日か休んだって普通にビジネスは回る、それが会社である。
毎月給料日に一定のキャッシュインがあり、社会的信用も容易に得られる。
日本は祝日も多いため、1年365日の1/3位は休日である。
今時、会社側も大した給与を払えない事、終身雇用に手厚い年金等を従業員に提供出来ない事は自覚している。このため1年の1/3の休みの時に副業なり起業準備なりしても、最悪企業側に副業の事が知れてしまったにしても、厳密には就業規則違反ではあっても企業側も大目に見てくれる場合が過半である。(但し普段の会社の仕事に影響が出ない事、周囲の従業員等に知れないように目立たないようにやる事、会社の顧客名簿等の会社の資産を流用したりしない事、会社の競合になるビジネス等の利益相反になるような副業はしない事等が条件ではある。)株式や不動産の投資なら就業規則面でも何の問題もない。
割り切ってしまえば、考えようによってはこんなに美味しいビジネスモデルも希有である。


異性にモテなければ惨めだろうか。
まあ、多少惨めかも知れない。それは否定しない。

しかし、金持ちになって美女(美男)にモテてやると言う動機付けは、幸せからは遠ざかる思考である。カネを稼ぐようになってからすり寄って来る(あるいは今は金持ちでなくても、学歴や資格、勤務先企業、起業した事業の将来性等から将来カネを稼ぐようになるだろうと言う目論見のもと寄って来るような)美男美女の異性なんかにロクな異性は居ない場合が殆どである。男女関係は株の売買ではない。「婚活」ブーム等を見ていると、どうも男女関係において、異性をDCF法で将来の期待キャッシュフローを現在価値で割り引くような思考で「投資判断」をしている「アラサー」が昨今増えているような気がしてならない。毎日マネーとマーケットの事ばかり考えて居るヘッジファンド屋から見てもハッキリ言って異様である。

加えて、美人や美男なだけと言う事であれば直ぐに飽きる。そう言う場合、デートしてホテルに行くまでの過程が一番楽しく、2−3回位セックスして、付き合っているうちに現実/日常が見え始めて来たら概ね飽きる。4回目以降は「現実/日常」を見ても一緒に居られる位気が合うかどうかの問題で、美男美女であるかなど殆ど何の意味もない。ファクター感応度ゼロである。これは断言していい。遠足は行くまでが一番楽しい。この厳然たる事実は子供も大人も一緒である。「不倫は文化だ」の石田純一だって、昨今遂に再婚したではないか(氏の場合は、再婚した後にどうなるのかについては筆者の知る所ではないが、それは置いておこう)。

結局の所、ジミでも何でも、カネがあろうが無かろうが一緒に居られて、双方それなりに欠点もあってぐだぐだしていて、普段異性としての色香が充満してるかと言うと余りそう言うのは感じられないが、一緒に居て気楽で落ち着いてぼちぼち楽しくて、たまに記念日等でちょっと双方おしゃれして良いレストランで食事したり旅行したりしたら「普段だらしないしパッとしないけど案外こうやって改めてみるとまんざらでもないし、案外異性としても悪くないな」位には思える。何より互いに、互いのぐだぐだした所や冴えない面も含めて受け入れている。この位のぴったり来るパートナーが一人見つかれば結局の所十分、と言うか、幸せになるには十分過ぎる位である(注4)。歳を取って景気循環ならぬ人生循環一巡りすると、だんだんこう言う所が結論になって来るものである。

で、こう言う人を人生で一人見つけるのに、ルックスの良さや金銭的成功等は必要無い。ましてや株の投資のごとく、所得・職業や出身大学や趣味等でスクリーニングして「婚活」などして見つかるものでもない。むしろ金銭的/キャリア面の成功やルックスの良さ等があると、そう言った外面に惹かれて寄って来る人間が増えるので幸せになるには邪魔な面もある。

そう言った訳で、まあ飽きるまで、「大人の遠足」やら「大人の火遊び」やらやってみたり、見た目のルックスや色気にほだされて付き合ってみたら酷い目に遭うと言ったアクシデントを多少経験してみないとこの辺は中々実感が湧かないのかもしれないが、異性にモテないと惨め、と言うのも、大方の場合単なる思い込みに過ぎない。人生の中でぴったり来る相手が見つかれば良いのであって、別にモテる必要はない。


○まとめ

つまり、言ってみれば、当初の自分が「惨め」だと言うのは本人の思い込みに過ぎず、「自分で自分の事を適切に評価出来ない、自己評価が低い」と言う場合も多いのである。

そして、自己評価が低い事が、「見返してやる」と言った負の感情に繋がり、負の感情に基づいて成功目指して走り続けると、成功した時には逆に成功に舞い上がってしまい奢りを生み、色々な面で問題が起きて来て、やがて破綻するのである。全ては当初の「自分は惨めだ」と言う誤った思い込みから来ている。

そんな訳で、あなたも筆者も、別にカネを稼ごうが稼ぐまいが、成功しようがしまいが人間として一定の価値は生まれもってちゃんとある。一方で、幾ら金持ちになったからと言って自分の価値が他人より大きくなると言う訳でもない。この点を最初にしっかりと腹に落ちるまで実感しておく事が、「資本主義Matrix」にハマってしまわないために、何よりも重要だと感じる訳である。

「きちんとした自己評価を持つ」事の重要性は、筆者の仕事の中でも実感出来る。
例えば取材先の企業を見ていても、いつまでも社長が「見返してやる」的な反骨精神と言うかコンプレックスの裏返しのようなスタンスで「戦って」いるような会社の成長はどこかで破綻する。一方で無理せず飄々としていて、一見すると「この競争社会を一体勝ち抜いて行けるんだろうか」位の感じの社長が運営する会社が案外不況等にも打たれ強かったりする。

また、運用の仕事をしていても、運用パフォーマンスが良いと舞い上がって、悪くなると惨めな気分になっていては、パニックになってしまいきちんと運用が出来ない。儲かろうが儲かるまいが、金持ちになろうがクビになろうが自分は自分だ、と言う感覚が、第一歩の立脚点として重要であるように昨今思う。


○参考図書

以下に、今回のトピックについての参考図書を幾つか。


上記は天外伺朗氏の著作。天外伺朗と言うのは著作用のニックネームで、実際はソニーでAIBOの開発をはじめ数々の功績を残し、役員にまでなった人物である。上記は、筆者が今まで出会った中で一番本当に運用も上手い上に生活面含めてバランスが取れていると思ったヘッジファンドマネジャーに薦められた本である。

その辺の一般の「成功本」の類いとの品性の違いと言うか、人生の本質への迫り具合の違いを実感して頂ければと思う。この本の紹介をしたかったので、ブログ表紙の写真をAIBOにさせて頂いた。

頭では理解出来ても、中々この本に書いてある境地に到達するには時間がかかる面もあるのだが、「資本主義の不幸なMatrix」にはまり込まずに幸せな形で人生を進めて行くための指針として、天外氏の著作はどれも素晴らしいと思う。人生で迷った時等に、何度も読み返す価値がある。



上記は浮世満理子氏の著作。心理カウンセラー出身で、スポーツ選手等のメンタルトレーニングを専門としているようである。カウンセラーだけあって、「ポジティブ思考全開」の副作用の多い偏った思考の問題点を踏まえて書かれていて、バランスが取れているように思う。



相場に取り組む際に自己陶酔と自暴自棄のサイクルがどう言う影響を与えるのか、相場における「適切な自己評価」の重要性と言ったトピックで行くと、この本が出色である。


次回以降で、更にマネーとの適切な付き合い方について書いてみたり、あるいは「資本主義の新しい流れの萌芽」として、マネーとの適切な付き合い方をしながら良い仕事をしている人や会社を紹介してみたいと思う。



(以下、注釈)

(注1)この点については、この商売をしていると本当に実感する。中央銀行がお札を刷りました、金融市場にマネーが流れます、金融資産の価値が増えます、中央銀行が利上げします、マネーの流れが遅くなります、金融資産の価値が減ります。こう言った事が「半分バーチャル、半分現実」位の感じで為されており、実態としては何の変化もないはずの企業や不動産であるにも関わらず、その「価格」と言う名の数字が上下して、自分自身も含めて、人々が皆一喜一憂している事を体感するのである。

(注2)日本酒については、「資本主義の新しい流れの萌芽」を考える上で非常に面白い会社があるので、後日紹介したい。

(注3)これじゃ楽しくない、高級車乗ってブランドものの服に身を包んで夜景の見えるマンションに住んで高いレストランで食事して、美人のモデルだかスチュワーデスだか芸能人だかでも(女性だったら、ホストだか美男のモデルだかイケメンの外人だか政界や財界の大物だかでも)はべらせないと「気が済まない」「満足出来ない」と言う場合、心に贅肉が付いている可能性が高く、黄色信号である。Matrixの「転落」まじかあるいは転落中かも知れないので気をつけた方がいい。

カネが余っている時はまあ、無理のない範囲でこう言う余暇やお遊びもよろしいかと思う。金持ちの余暇やお遊びから芸術や先端技術が生まれているし、サービス業等でも金持ちが気前良く使って初めて雇用が生まれるし洗練されたものになる。それはそれで社会的に意味はある。

ただし執着を持つと問題になる。景況感や事情が変わった際に、こう言う余分はぱっと手放せる事が重要である。実際やってみると、美人(美男)も、高層マンションも、ブランドものも、高級レストランも、悲しいかなすぐに飽きる、あるいはやり始めるときりがない事に気づくだろう。そしてこう言う余暇やお遊びは、維持のためのコストが非常に高くつく。にわか成金位で虚栄心でやると不況時に後悔する事になる。更には世間への見栄等でキャッシュフローは悪化しているにも関わらず手放せなくなってしまうと、大きな問題になる。

そして「資本主義Matrix」にはまってしまっている場合、本人は過去のコンプレックスを金と贅沢で埋めようとしている事もあり、「惨めな自分」に戻るのが嫌なので手放せなくなるのである。

経営者や幹部によっては、得てして自分のワインセラーに保管してある年代物のワインを売却する前に自分の会社の現場の部下や従業員を解雇し始めたりする。こうなると人望まで無くなる。なんたらうんたらロートシルト(こんな所にもこのファミリーが出て来るのが、金融の世界の興味深い所である)だかが作ったボルドーの年代物のワインなのか知らないが、所詮アルコール発酵葡萄ジュースの分際で、身を粉にして働く従業員や部下(やその家族)の生計より大事だと言う事は無かろう、と言った常識は、ここまで「資本主義Matrixの下方循環の病」が重傷だともはや通じない。正にダースベイダー的な怪物(FF13風に言えば「シ骸」か)になり下がってしまう事になる。

こう言う経営者ほど世間体が大好きなので建前的に役員報酬をゼロにしてみたりするが、現場の社員や投資家は非常に冷淡なと言うか生暖かい視線でこう言う実態を眺めている事になる。こう言う「元億万長者」の行く末を生暖かく見守るのは結構痛々しい(運悪くこう言う御仁の下で働いて居ると、生暖かく見守っている場合でなく、実際火の粉が飛んで来るので迷惑である。適宜回避が重要である)。

こう言う所で本当に剛胆な人物だと、私財をあっさり手放して普通の生活に戻ってゼロからやり直せる。こう言う人物はカネは無くなっても人望は無くならないので、再起し得る。こう言う人物のやる浪費は爽やかでよろしい。(アナリストが「経営者の分析」って、一体どうやるんですか?と言う事を時々聞かれるが、例えばこうやって分析する感じである)

ちなみに更に話はちょっとずれるが、レストランは一回きりの出費で維持のコストはかからないのではないかと思うかたも居るかもしれない。しかし実際はそうでもない。筆者がそうだったが、まず外食は癖になる。そして外食中心で食事していると、油、脂肪分、糖分、動物性たんぱく等をどうしても取り過ぎになる一方で、みそ汁、野菜の煮物、と言った食事が少なくなりがちなのでメタボにもなりがちである。痛風やその他成人病のリスクも高まる。結果、医療費も高く付く事になりがちである。

「高級レストランなら良い食材を使って一流のシェフが作ってるから体にも良いだろう」と思われるかたは、一度フレンチを料理の本等見ながら自宅で作ってみると良い。そんなに味の濃いものでなくても、ソース等に油やバターを相当量使っている事に気づくだろう。当のシェフだって毎日コース料理を自分が食べたいとは思わないだろう。和食にしても、コース料理だと肉、魚、揚げ物と色々出て来過ぎで頻繁に食べていると体に良いとは思えない。食に関する所は結構大事な話なので、後日細かく書くかもしれない。

とにかくまあ、虚栄心に対するコストは高く付くものである。心の贅肉を落とすだけで、相当人生全体におけるトータルコストも削減されるように思うし、心の贅肉が落ちると共に食生活も適切・簡素になると体の贅肉も付きづらくなるように思う。


(注4)こう言うパートナーが既に居るかたは、中々そう言うパートナーの貴重さ、幸せさを実感するのが日常生活では難しいかも知れないが、ぜひ感謝の気持ちを相手にたまには言葉なり、態度なりで示す事を薦める。特段高価なプレゼント等でも無く、エレガントで格好良いサプライズ等を演出出来るような才能が無くても喜んでくれる、きちんとあなたの感謝の気持ちに応えてくれるパートナーであれば、その時点であなたは(キャリアアップだの金銭的成功だのではなく)人生の真の「勝ち組」である。

1 件のコメント:

  1. たかとび7/08/2010

    なんという面白いブログですか。。
    自分も成功哲学本やロバートキヨサキさんとかの
    本を読んでいつのまにか金の亡者を目指していました。。
    昨日たまたま見つけたブログですが面白くて今日は
    二回もコメントしてしまいました。。

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