2010年3月27日土曜日

とある知人からの連絡続編(厳しい現実編)

(出所:http://www.istockphoto.com/)

とある知人からの連絡の続編である。

知人のビジネスが会員制のビジネスで、この会員が顧客だったので、顧客向けの緊急説明会と言うのがあった。筆者も会員の一人としての立場なので、参加した。

今後の会の運営について不安を訴える声が多数。
報告が遅い、なぜもっと早くに説明してくれなかったのか、説明してくれればもっと打ち手はあったのにと会社側の対応に疑念を持つ声も幾つか。
売掛が回収出来て居ないと言う声も幾つか。大家さんだけでなくて顧客にも物品納入等が遅れていたようだ。筆者も初めて知った。
債権者集会では無かったのだが、経営状態の開示をして欲しいと言う声も色々。今後運営出来るのか、会員費等が値上がりするリスクはないのか、と言ったリスクを考えると、会員もどうしても経営状態を知りたくなる。

少し残念だったのは、経営者側の知人の開示が腰が少し引けていた事である。顧客にも先払いさせていて物品納入をしていないとか、相談を受けていた筆者にも説明の無い話が次々出て来てしまっては、筆者も中々サポートし切れない。

確かにまあ、売上が幾らあって、コストが幾らで、金利支払や債務弁済が幾ら必要で、と言う詳細を開示するのは気が引ける面はあるかも知れない。

しかし個人的には、洗いざらい過去の経緯、現在の状況、今後の再生計画を開示するべき正念場だったのではないかと思う。顧客の不信感が高まって、余計お客さんが逃げて行く事になりかねない状況のような感じだった。

起業・経営の現実は中々厳しい。

今回のポイントとしては、「不利な報告ほど、問題が発生した瞬間に直ぐに、率直に、straightforwardに単刀直入に包み隠さずしないといけない」と言う事である。対顧客にせよ、対社内の上司にせよ、法律相談をする際の弁護士向けにせよ、である。

問題が出て来た時、自分が何かミスをした時、自分で何とか出来ると思って居ると被害はどんどん拡大する。運用の商売でも、損が出た時にそのポジションを見て見ぬ振りで塩漬けすると酷い事になる。またパフォーマンスが悪い時ほど顧客の元に直ぐに馳せ参じないといけない。仕事でミスをしたり問題が生じたら直ぐに上司に報告しないといけない。問題がある時こそ重要なのである。

職人的な夢や理想の高い人だったが、それだけでは、顧客や債権者、取引先等の周囲の利害関係者に結局は迷惑を掛けてしまう。大人としてビジネスをやるとなると、「自分は良い奴で夢も理想もこんなにあるけど、お金の計算やビジネスは分からなくって」とカマトトぶる訳には行かないのである。

色々考えさせられた一日であった。

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