2010年4月9日金曜日

違和感、予感、その他諸々

先週で何社か面談した。
思う事。

うーん、自分のプレゼンが非常にヘタである事を実感する。

某米系投資銀行のストラテジストは、正直ベースでもっと最適な友人が居るなと思ったので、面接の場でその人の事を紹介してしまった。面接の場で、「うーん、僕もまあ悪かないと思うんですけど、友達でもっと適任な人居ると思うんですよ」。こらこら、自己PRもっとしなさい俺(爆)。しかしまあ、適材適所と言う言葉もある。

ヘッジファンドは何社か受けたが、微妙な違和感〜大いなる違和感まで、最近違和感を感じる事が少なくない。

まずはキリキリ系。運用が大変なのは分かるし、短期でリターン上げないといけないのは分かるが、「資本主義Matrix」の下方循環末期の典型過ぎて、面接をした瞬間に居心地が悪くなり吐き気がしてくる類いである。先方は肩が随分力が入っていかってしまっていて、多分遠くないうちに体壊すかなと言う感じだった。こう言うヘッジファンドは長くは続かないだろうし、(先方も筆者をお断りのようだったが)筆者も勿論お断りである。どうか資本主義Matrixの下への循環を頑張って。南無三。

次にアロガント系。2次面接をすっぽかした挙げ句、「1次面接のケーススタディがつまらなかったから」と後日で連絡して来る始末。お人好しな筆者は先方が時間を失念したのか、忙しいのかなと思って2時間も待ってしまった。ビジネスだし面接落とすのは別に構わないが、面接は普通すっぽかさないだろうよ。2次面接の前に、「残念ながら貴意に添いかねて云々」みたいな連絡よこすのが普通だろう。社会人としての最低限の常識も、傲慢系米系投資銀行の何某などで勤務すると無くなってしまうのかも知れない。つまらないケーススタディだとご高説賜った某銘柄は適度に上がった。筆者にしては珍しく(爆)上手く下げが終わって悪材料が出ても株価が下がらなくなった辺りから美しく入れた話で、1ヶ月で15%位、セルサイドのカバーもばっちりで非常にCompetitiveな超大型株で取れましたけど、ハイハイつまらない話ですね。こういうのもこちらからお断りである。

後は、「優秀、優秀、ご優秀」を求める方向性。まあ筆者が「ご優秀」から程遠いのは認めよう。しかしそもそも、投資で勝つのに「ご優秀」である必要が一体あるんだろうか。いつからご立派なMBAsやら履歴書金ピカで、ケーススタディでのロジカルで素晴らしい説明やらMECEなクリチカルシンキングやらが問われる、面白みのない業界になったんだろうかここは。

結局の所、良いタイミングに良い場所に居るか居ないか、幸運を引き寄せられるだけの自己信頼と周囲と宇宙への愛と感謝があるかどうか、仕事のケミストリーとしては人間として相互信頼出来て良い化学反応が出来るチームが組めるかの勝負だと思うんだが、こう言う議論をする機会は中々ない。

投資家ってこんな世界だったっけか。バカバカしくて面白い事がしたいんだよと言っていたのはベンジャミン・グレアムだが、今まで面接を受けた限りでは、当初筆者が投資の世界に入るきっかけとなった「バカバカしさ」も「面白さ」もそこにはなくなってしまったように思われる事が最近少なからずある。最近感じる違和感は、こう言う所から来ているのかも知れない。

足軽の無名の老兵は去るべしと言う事かなとも最近思う。明治維新の近代の兵隊にサムライスピリッツやブシドーが消えてしまった事に嘆きながら、本棚にある宮本武蔵の「五輪の書」は埃をかぶり(注)、慣れない傘張りの内職でもするしかないかなとも自覚している。まあ傘張りみたいな、ひたすら無心に作業するのは筆者好きなので、それもいいかも知れない(^^;)。

その時は雨の日が楽しみになるような素敵な傘を作れるような、素敵な傘張り職人になろう。

人生の節目において、それを意識しながら色々な人に会うとその分だけ色々な示唆が得られる。今後を考えるに当たり、非常に示唆深い昨今である。

(注)本当に筆者の本棚で埃をかぶっている。投資にもビジネス全般にも通じる。名著。

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