2010年4月16日金曜日

米国労働市場の現況 その2

別の米国のヘッドハンターとも話をした。
米国の労働市場についてその2である。

基本的な内容は前回と同じだった。

加えた所では、「アメリカに、敢えて得たいような仕事、大いにキャリアアップに繋がるような仕事は恐らく以前程無いと思う」との事。日米の人材を繋ぐ事を生業としていてはヘッドハンターも商売が成り立たないので、最近エマージング国関連の人材仲介に手を広げているとも。なるほど。

流れている案件の話など聞いてみても、コストとリスクが高いとか、グリーンカード取得者と競合したりとかして非常に厳しい一方で、それに応じる程のリターンは確かに全般になさそうな印象も受けた。言ってみれば筆者にとっては大した案件は確かに余り無かった。まずはアメリカでMBAでも取って、、、と言う事例も紹介されたが、今さらと言う感は否めない。世の中の潮流としても、筆者のもう若くない年齢的にも。キャリアの寿命が40歳(勿論この後も概ね仕事はするだろうが、キャリアのピークはこの辺で終了)とすると、ここからの2年とか3年を無駄打ちするのも少し勿体ない(本当に引退してから金融とかビジネスと全然関係ない学問、例えば文学とか芸術とかで勉強したいみたいのはちょっとあるが)。今さら筆者が米国に行くとか住むとか言う事に対してそこまでの情熱もご縁も感じていない自分にも気づく。

マクロの面で見てもアメリカからアジアに世界の重心がシフトしている事を考えれば、親の都合や配偶者の都合等でグリーンカードでも持っているとか、高校や大学時代から学生時代を米国で過ごしたとかで米国在住歴が長いならともかく、筆者のような立場の人間の場合、東京からアジアを見据える方がアメリカから結局日本株を見るよりはまだ展望があるようにも思った。時差も大きいし。税金だって高いし。長期で見てドルと言う通貨で所得を貰う事が特段有利とも思わない(勿論短期的にドル高になる事はあるだろうが、労働すると言う時間軸の中長期で趨勢的に見た場合と言う事)。ジム・ロジャーズはシンガポールに移住してる位である。メシもやっぱり日本やアジアやヨーロッパの方が美味いしなぁ。話を聞きながら、東へ向かう事には無理と違和感を感じたり。後は北に行くか、西に行くか、南に行くか、灯台もと暗しと言う事もあるので今の場所に注目するかである。この中で北については、ロシアの極東部と日本の親和性はかなり高いとは聞く。しかし金融拠点もないしロシア語話せないし、筆者が寒いのが苦手なのも問題である。そうなると、西か、南か、灯台もと暗し大作戦か、の3通りである。シンプルである。

しかしまあ、こう言う世の中の状況や自分の気持ちを確かめられたと言う意味では有益だし、米国拠点のヘッジファンドの東京・アジア進出情報等が幾らか聞けたりと、無駄ではない面もあった。情報の網は広いに越した事はない。時間を割いてくれたヘッドハンターにもその点感謝したい。

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