2010年7月28日水曜日

メモ:日経ビジネス2010/06/28号より

次々行きます。

○EVERNOTE
情報管理ツールとして面白そうだ。

○日本一楽しい職場

これからの日本に必要なのは、コレだろう。例えば、先般紹介した韓国やSAMSUNGの台頭を見て、「日本もSAMSUNGみたいにガツガツ、キリキリやって勝たないといけない」と言った発想をするのは何となく無理があるように思う。韓国も遠からず「燃え尽き」をどこかで経験するだろう。これは筆者の金融や経済の知識から言っているのではなく、心理学の知識から言っている。

上記の美容師の記事が、筆者の思う所を代弁してくれている。韓国流、SAMSUNG流のカルチャーと言うのは、上記の美容院チェーンで言えば、完全歩合制でガチガチにやっていた頃のものである。そのうち人の離反が起きたり、精神的におかしくなる人間の数が増えたりして問題が増えて来るのである。成熟した先進国や企業の進む道は、上記美容院の話に詰まっているように思う。

その他、ホテルのウィズ・ザ・スタイル・フクオカの事例等も非常に興味深かった。キリキリ、ガツガツ、ギスギスを、ワクワク、ニコニコ、ありがとう、おめでとうにする。雑談も含めたちょっとした会話をする。言葉に気をつける(例えば苦言や忠告、注意等も、”こうすればきっともっと良くなる”とか概ね前向きなトーンで言う等)。

最終的にはちゃんと利益を上げるのが勿論大事だが、プロセスをいかに楽しく濃密にするかに注力して結果に頓着し過ぎない。こう言うのは大切だと思う。そして不思議な事に、こうして行く事で案外儲かるのである。

これは金融業界、ヘッジファンド業界のマネジメントでも重要な視点だと思う。もっともこう言う視点に欠けている業界の一つのようにも思う。筆者が業界に復帰出来た際には、「キリキリ、ガツガツ、ギスギスを、ワクワク、ニコニコ、ありがとう、おめでとうにして、それできっちり稼ぐ」と言うコペルニクス的、革命的転換を試みたいと思う。復帰出来たらだけど(爆)。

○改めて民主党成長戦略
国策に売り無し。

○ゆうちょ、かんぽは「国民の預金徴収&国債買い支え機関」。

掲題の通り。ゆうちょやかんぽを民営化するとかしないとか言う話は、マネーワールドにおいては、郵便のユニバーサルサービスがどうのこうの言う議論よりも、「国債買い支え機関をどうするか」と言う議論である。小泉・竹中路線では国債買い支え機関を民営化して上場も将来しようと言うのは、将来の国債暴落時にリスクを民間、貯蓄者に移転する事にしたと言う事。これをやっぱり国が運営するんだと言うのは、国債買い支え機関は国が持って可能な限り更に国債を買い支えられるようにしようと言う話。

○企業紹介:ポプラ社。
成熟衰退産業である出版社において成長を志向、と言うのは中々面白い。「それいけズッコケ3人組」、懐かしいなぁ〜(年代がバレてしまうかな?)。マイクロキャップで機関投資家が買える銘柄ではないが、銘柄コード7601で上場している。個人投資家で興味のあるかたはリサーチしてみては?

○日産の中国ビジネス

自動車関連で中国と言えば、トヨタやホンダよりも日産である。後は自動車部品では豊田紡織やTSテックが、前者がトヨタ系、後者がホンダ系で中国比率が高い。

○企業の障がい者雇用について
目立たない話だが、7月から障害者雇用法が改正されている。企業はより障がい車の雇用を促進する事が必要となる。
中小企業の障がい者雇用は中々難しい。一方、余り有名ではないがユニクロは障がい者雇用比率が非常に高い企業である。社会貢献系ファンド等のマネーがこの面を見てユニクロを買う、と言う流れもあろうかと思うので、そう言う意味でチェックである。


○鉄鉱石のスポット価格の舞台裏。


メタルブリテンが更新する鉄鉱石のスポット価格について。こういう価格指数の舞台裏みたいなのは、仕事柄大変に興味深い。スポット価格は中国企業が買うインド産鉄鉱石が中心とされているらしい。でもって、鉄鉱石に含まれる鉄分の量が、ブラジル産65%、豪州産62%、インド産は50%台、中国産は30%のもあり低品位との事。つまりインド産の鉄鉱石は比較的品位の低いものであり、ヴァーレやBHPビリトン等の資源大手が相手にしていない中国の中小鉄鋼メーカーが買っているのがインド産で、スポット価格がそれで決まっていると。しかも以前は明示的に「インド産の指数である」と明示されていたのが、最近明示されなくなったそうで、例えば資源大手がスポット市場に鉄鉱石を適宜流したり止めたりする事で価格操縦がされている可能性もあるのではないかと。大変面白い話である。

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