2010年7月22日木曜日

相場=座禅や瞑想=宇宙と繋がるプロセス

ある時、ふとタイトルの内容がひらめいた。要約すると、筆者にとっての相場とは、「相場=座禅や瞑想=宇宙と繋がるプロセス」なのである。

皆さんにとって大事かどうかはさておき、筆者自身にとっては非常に大事な事で、「Trading is...」「Investment is...」の自分なりの定義が、過去のキャリアの中で散々迷った挙げ句にやっと迷いが無くなってやっと降りて来たような感じだこうして言葉にして宣言してみるのも良いだろう。ちょっと書いてみたいと思う。


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・ハイヤーマインド(あるいは宇宙ないしは潜在意識)と、自身のフィジカルマインド(あるいは顕在意識)を調和させるプロセス、実践の場こそが、自分にとっての「相場の仕事」の定義。

・そして、自分が宇宙と繋がり調和する事で、周囲に良い気を送ったり出来るし、社会貢献出来る。このために自分は相場の仕事をしていて、今後もこの仕事をする事になるのだろうと思う

・モノの本によると数十年後には現在のような通貨を基にした資本主義体勢は終焉するそうである。マネーとは虚構的概念であり、幻想的概念だと言うのは筆者も常々理解しているので、仮にそうなったとしてもそれ自体に違和感は無いが、やはり「幻想的概念を取り扱っている虚業で、いつか無くなる、あるいはいつか今までのようなサラリーは貰えなくなる商売なんじゃないか」と言う不安を抱いている自分は居たように思う。また、こう言う超長期の話以前により重要なのは、この商売は寿命が短いと言う点。定年までやれるような類いのものではないし、筆者位の年齢(30代どこからへん)でも寿命を常に意識している商売である。こう言った「漠然とした不安感」が筆者自身の頭の片隅にある事を、ある日自覚した。

・ただ一方で、そうであるにせよ、「ハイヤーマインドとフィジカルマインドを調和させられる能力」、「得てして激しい感情も伴いがちだが実際には実体のない概念・エネルギー(マネーと言うのはそう言うものなので)を調和した形で高度に取り扱える能力」があり、かつそれを使って周囲に貢献しようと言う気持ちと実際貢献出来る能力さえあれば、どうにでもなる。だから、流れに委ねて安心して当面相場の仕事をしよう。相場の仕事をやはり探そう。こう言う安心感が、ある日(それは海べりで水着のお姉ちゃんなど眺めながら読書などしていた、のんびりとした心地よくもありふれた夏のひと刹那だ)自然と筆者の腹に落ちて来たのである。

・経済や金融の細かい知識を提供する事がミッションだと思って居たら、自分のキャリアに寿命が来るなりすると共におまんま食い上げなのでこう言う発想にはなれなかったように思う。これは大きな気づきであった。金融マンとしてのキャリアが仮に終わる時が来ても、あるいは最悪の事態で金融市場が無くなっても、そこで得たもので必ずやれる事がある。そう言う安心感が、ある日ふっと降りて来たのである。ああ、もう将来への不安(運用やトレーディングの商売は寿命が短い商売な事もある)を持ちながら相場の仕事をする必要はなく、安心して日々の相場に集中していれば良いのだと。

・なぜハイヤーマインド(あるいは宇宙ないしは潜在意識)と、自身のフィジカルマインド(あるいは顕在意識)を調和させるプロセスの実践の場=相場なのか。理由を具体例で示唆を試みると、例えば相場の仕事をしていると、「事実自体はニュートラルで、本人がある観念を持っているから(恐怖、不安等の)感情が湧く。それを理解、把握して行きながら奥深くの自分自身に到達する。」と言うようなプロセスを経験する事になるからである。

・例えば、マーケットの株価が下がったとする。この時ネガティブな気持ちになるのは、「相場が上がって欲しい」と言う信念を自分が持って居て、買いのポジションを取っていて、逆に行ったからネガティブな感情、恐れや不安が湧いて来る訳である。ショートしていれば逆に嬉しかったかも知れない。つまり自分が恐れや不安を抱いて居て自身にとってはそれが世界の全てだと落ち込んでいる時に、喜びに満ちた世界もまた同時に存在する。それはマーケットが暴落して、景気後退でどん底の時においてもそうである。こう言う概念的、内面的な事と始終取り組むのが相場なのである。他人を打ち負かすとか競争に打ち勝つと言った事が相場の本質ではない。相場を通じて自分の内面、無意識のうちに抱いている観念、前提と向き合い、明確化し、手放して行く事でより精神的な高みに向かうプロセスが相場なのである。

・そして、そのプロセスの進展具合を数字でもってある程度明瞭に示してくれるのがパフォーマンスである。リターンが出ている時は、本当にリラックスしていて調和しているし、精神力の強さや勇気や剛胆さ、あるいは知性の高さやオペレーショナルな優秀さ等は必ずしも必要とされない。逆に顕在意識、フィジカルマインドばかり先行している時は「ロジカルに損し続ける」事になるし、リターンが何とかカツカツ出ていても、そのカツカツのリターンを上げるためにもの凄いストレスを抱えなくてはならない事になる。

・上記のような、言ってみれば自己成長、自己と向き合いハイヤーマインドと繋がるプロセスとしてマーケットの仕事を捉える事が、ある日ふと、迷いなく出来るようになったのである。これは言ってみれば座禅や瞑想と目指している所は同じである。

・なので結果として、「相場=座禅や瞑想=宇宙と繋がるプロセス」として理解するに至ったのである。

・今までなぜ迷っていたのか。金融業界の人々はどうしてもマネーの魔力にヤラレてしまっていてお金があるようでマネーの奴隷になっている人も多かったし、自分自身もその一員だったから、しかしその一員である事に疑問を感じても居たと言うジレンマがあったから、と言うのはあるだろう。

・しかし、現実は自分で作れる。筆者自身は上記のような気持ちで、言ってみれば禅や瞑想と同じようなプロセスとして相場の仕事をし、無心に穏やかに淡々とマネーと言う実体のない幻想的概念を取り扱いさえすればそれで良いのだと言う事を、ある日ふと実感したのである。別にキリキリする必要もガツガツする必要もない。ジョージ・ソロスの言う「自分のお金に対する興味は、彫刻家が銅や木やに興味を持つのと一緒だ。それで仕事をする訳だから」と言う感覚が、やっと腹に落ちて来たように思う。

・こう言う話をして共感出来る会社、同業者や同僚が今まで中々居なくて苦労したものだが、自分自身の価値観がこうして明確化された事で、自然とこう言うプロセスをシェア出来る人も増えて来るのかも知れない。


・・・以上、全て独り言で恐縮だが、筆者自身、自分自身のためにメモらせて頂こうと思う。

これだけ公私ともに散々色々あって、もはやお金に執着するのももう良いし、必ずしも全体として品が良いとは言えない業界で仕事するのももういいだろうよとか思って居る一方で、相場のフォローアップとかを最近自然にしてしまっていて、なんで今なお相場に惹かれるのか気になっていたのである。仕事がない事に対する不安から相場をフォローするようになっているなら良くない事だなと思って、だったらせっかくの人生の夏休みにそんな事するのは即止めよう、と自分自身に対して少し警戒もしていた。不安をモチベーションにして何かやるのは、仕事にせよ結婚にせよ往々にしてネガティブな結果を招く事を過去で学んでいたからだ。

ただ、瞑想しながら自分自身に聞いてみても、実際の所特段のストレスや無理感もなく、ある日から自然に、自分のペースで相場への好奇心が徐々に戻って来ている事を実感していた。なんでだろうなと思って居たのである。

そんな中で、全体として、相場=座禅や瞑想=宇宙と繋がるプロセス、と言う発想が降りて来て、ハラにすとんと収まった感じがしたのは非常に大きかった。

今までずっと迷い続けていて、漠然と考えて居た事に対して、答えを得たような気持ちである。

独り言にお付き合い頂いて恐縮だが、相場(なり相場以外でも仕事なり)と取り組んで来て、そのモチベーションをどこに求めるのか迷いがあられるかた等の心に多少でも響けば幸いである。

最後に、上記のようなアイデアが浮かぶきっかけになった本を以下に紹介しておく。チャネリングを必ずしも信じる必要はない。しかし、書いてある内容が中々に深い。各々にとって必要な気づきを触発し易い本なので、紹介しておく。

未来は、えらべる! バシャール 本田健 [単行本(ソフトカバー)]


バシャール スドウゲンキ [単行本]


本田健氏は色んなハッピー成功本系の類いで有名なかたなので大した説明は要らないだろう。心理学関連の議論が結構深かった。

ただ、本田健氏は、バシャールとの対談の中で、「ヘッジファンドは簡単な商売だ、皆汗水たらして働いてるのに、クーラーの効いたオフィスで何百億円も動かしてちゃちゃっと儲けている」みたいな事を言っているが、これは完全な間違いなので指摘しておきたい。マネーと言う幻想的概念、あるいは目に見えないエネルギーを大量に取り扱い、その中に身を置くと言うのは応分に大変であり、仕事としてやって行くのは簡単な事ではない。マネーについて論じる際にヘッジファンド悪玉論を安易に出すと陳腐で奥が浅くなる。大衆迎合的でもある。このくだりの所は正直ちょっとがっかりした。

ただ、300年後の「エササニ星」の惑星の宇宙人らしいバシャール氏が、本田氏の物言いをさくっと否定していたのには何だか安心した。曰く、、、

「ヘッジファンド・マネジャーと言われる人々も何らかの活動はしています。この活動も、広い意味では「労働」です。彼らが自分のエネルギーを拡大しているかぎりは、ある意味、労働なのです。」
「(普通の労働者だけでなく)ヘッジファンドマネジャーも、株式市場が暴落したら、汗をかき始めるのではないでしょうか?」
「自分のエネルギーを効率的に拡大して、それを自分の豊かさに反映させることは決して悪いことではありません。等しくない反映、と言うものはありません。何億ドルと言う非常に高額なお金の取引をして居る人は、それだけ高いエネルギーレベルで活動しています。」
「(ヘッジファンドマネジャーとトイレ掃除の人の例えを挙げ、ヘッジファンドマネジャーはそれはそれで労働をしていて、トイレ掃除でも事業化したりする事も出来るし価値がある事を述べた後で)ほかの人と比べて劣っているとか、優れているとか、そう言う判断をしないと言うこと。」

との事。そうだ、その通りだ、代弁してくれたぞエササニ星のバシャール!等と読みながらエササニ星に行ってみたくなった筆者であった(笑)。


そして、須藤元気氏の方の本。これは非常にお勧めである。須藤氏は元格闘家なのかな位でしか筆者は元々知らなかったのだが、こんなに知的で面白い人だとは全く知らなかった。量子論から教育から経済の話まで、どんな話題でも非常に深い見識をベースに議論していた。ツッコミと笑いのセンスも大変に面白い。

その他、右の参考書籍にある、天外伺朗氏の著作も一緒に読むと、更に気づきが多いと思う。量子論について知見がある研究者や技術者は確実に本質に迫っているように思う。相場で言えばクォンタムファンドと何十年も前に銘打って運用を開始したジョージ・ソロスはやっぱり達見だなと感じざるを得ない。

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