2010年8月1日日曜日

メモ:東洋経済2010/8/7号より

東洋経済、最新号からのメモ。

○ハンガリー。
IMF案に難色を示すのは理解出来る。景気回復が鈍い所で緊縮的な財政政策と言うポリシーミックスをすると、景気後退が長期化する。しかし通貨急落は中々対処が難しいかも知れない。欧州は当面、危機の火種が燻り続けながらヨロヨロ行く感じだろう。そうは言っても欧州関連株を始終ショートしていれば良いかと言うとそうではない点も付記しておく。筆者もストレステスト明けでラリーになると言う方向で考えて居た。

○資産除去債務。
外食、小売、あと原発を持っている電力会社。この辺への影響は要注意である。

○金融規制改革法案の実施スケジュール。
今後数年の間に、個別具体的な部分に付いてはウォール街から懐柔策が為される方向感だろう。

○最速の景気失速!?
まだ一回も利上げ出来ても居ない状態で、「最速の失速」になると言うのは、ちょっと感覚的に受け入れ難い。米、欧、日どこもそんなに強くないとは言え、新興国が持ちこたえると言う「構造」は徐々に出来つつある。もうちょっと持つんじゃないかと言う気はする。

○米からパンを作る!
株価とは何の関係もないが、食の話題はやっぱり取り上げてしまう。玄米でパンが作れるようになったら、マクロビ実践しながら食事のバラエティが増やせるな・・・価格が3万円位までこなれて来たら、ぜひ買おうと思う筆者であった。食料自給率向上にも繋がる。皆さんも、米を食べましょう&白米でなく玄米を食べましょう。健康度合いが全然変わります。

○LCC特集。

これは気合いが入った特集である。

筆者的には、飛行機は安全さえ確保されて居れば多くは期待していない派である。どんどん台頭して欲しい。後は、この分野でも「イノベーションのジレンマ」的状況は進展して行くだろう。当初は安かろう悪かろうだった価格破壊プレーヤーが、徐々に業務改善をして行く事で「結構イケる、差し支え無い品質」になって行くだろうと言う事である。

世界エアラインランキング。よく調べた。既にANAよりLCCのサウスウエストの方が時価総額が上で、ライアンエアが僅差。長期で見ると、何となーくANAのランキングが落ちて行って、LCCのランキングが上がって行く絵が浮かんでしまう。例えばアパレルでファーストリテイリングの時価総額がぐんぐん上がって行ったような感じを彷彿とさせる。

以前のメモでも紹介したが、コスト構造が全然違う。ANAやJALの半額以下の運営コストで多くのLCCは運営しているはずだ。ANAやJALが経営システムを変えないまま対抗値下げをすると、自爆する事になる。ユニクロに対抗してイオンや他の一般アパレルが、低コストでの運営構造が無いのに顧客対応のために場当たり的に対抗値下げしていって自滅した絵である。オールセクターを広く見ている強みは、こう言う他業種、多業種のアナロジーを適用出来る事にある。狭いセクターの専門家になる事が差別化に繋がるとは筆者は必ずしも思って居ない。そう言う意味では、カバーする国も出来れば日本だけでなく、アジア全域くらいはカバーしたいようにも思う。

アジアのLCCの規模比較。

衝撃の茨城ー上海4000円。これは近いうちに利用してみたい。中国でも格安のホテルを使えば、もの凄い安価に上海観光が出来てしまう。

関空もLCCの拠点になっている。週末にさらっと焼肉食って帰る、と言うスタイルが出来る。関東地方からも出て欲しい所だ。
上海の4000円との比較が意識されて来るに従って、価格も下がって来るだろう。
これも関空のみ。この位の割引率であればまだ大手を使うだろうか。羽田から出て欲しいものだ。
オーストラリア旅行もいいな・・・。この距離でLCCが出て来ると、ANA、JALは結構困るだろう。
羽田就航、楽しみにしている。

春秋航空は正にタイミングを捉えている。中国人観光客の増大、と言うのは投資テーマとして良いテーマと思う。オリエンタルランド株が短命、と言うのは思いっきり外してしまった。まだ株価は堅調である。他にもサンリオピューロランドの収益改善が期待出来るサンリオ、中国観光客対応を進めるラオックス等が銘柄として挙げられる。また、中国マネーによる熱海の旅館等の買収も進んでいるそうだ。ホテル関連銘柄で、TOB等起きれば面白い。帝国ホテル等が上場している。

LCCの使う機体。昔から生産している、安価でこなれた機体を1種類だけ使う事でコストを下げている。
上記は日本の元祖LCC、スカイマークの料金。上場企業である。沖縄でも行って来ようかな、、、

上記は航空貨物のランキング。日本勢はこんな下ですか。FeDexとUPSが大きいのはイメージがつきやすいが、大韓航空が3位とは。初めて知った。ちなみに日本貨物航空とは、日本郵船の子会社。ANAと日本貨物航空にとっては、羽田の滑走路増設や国際定期便の就航が大チャンスだそうだ。JALは貨物の25%を占めるフレーターから撤退してベリー便に特化するとの事。JAL撤退分は外資系キャリアがシェアを取って行ったそうだ。現状、日本発の実勢運賃が大口顧客への値引きで非常に安価だそうで、JAL撤退後に値上げが出来ればANAや日本郵船にはポジティブなようだ。LCCが台頭するからANAショート、と安易にやると手痛い事になる可能性もある。ANAの開示資料やIRへの電話取材等で、航空貨物の売上構成比率や現状の採算等をチェックする事を勧める。日本郵船や郵船航空サービスにとっては、上記の動きは純粋にチャンスだろう。

空港間でも、ハブ空港争奪戦が起きて居るのだろう。






色々ありますなー。安全性の面は要注意だが、エアアジア等既にある程度ビジネスが確立しているLCCについては問題ないようである。

羽田国際化関連銘柄も一時期相場のテーマになった。空港施設8864、日本空港ビルディング9706、9006京急電鉄等。銘柄を見たい場合は以下を参照。便利である。


こちらは成田の交通アクセス改善。京成電鉄9009。
こちらは関空。着陸料の高さ、需要低迷等で昨年まで厳しかったが、LCCが多く就航した事で今年に入ってからアジア人観光客中心に増大、足もと好調なようだ。

ANAもLCC参入。日経新聞でも記事に出ていた。欧米の場合社会階級と言う発想があるため棲み分けがなされているように思うが、日本の場合皆容赦なくLCCに乗りそうな気もする。出張も経費削減でLCCと。カニバリになるリスクが相応にあるように思う。
JALは相変わらず厳しそうだ。上場企業では無くなってしまったので、得られる情報はだいぶ減ってしまった。


○鉄道関連特集。

こちらも一昔前に相場テーマになった。相場テーマは忘れた頃に再燃したりもするので掲載しておく。近畿車両、日本車輌製造、東洋電機製造、川崎重工等がピュアプレイあるいはそれに近い形でベットし易いので、このテーマで物色され易い銘柄だ。一方で、国内の車両製造については「2012年問題」がある点も要注意である。JR東海の新幹線の車両入れ替え1280両、一両当たり2.3億円=約3000億円分が2008−2012年で予定されており、これが終わるとこの分のビジネスが無くなってしまうそうだ。


○幸福論
オシャレで有名な鎌田教授の書評。上記は本当にその通りである。

0 件のコメント:

コメントを投稿