2010年10月10日日曜日

山岡荘八歴史文庫 織田信長 全5巻

・・・読み終えた・・・読み物として非常に面白かった。


天空の城ラピュタと並んで、原点に立ち返る事が出来たように思う。子供の頃、織田信長が大好きで、3635コーエーテクモホールディングスの信長の野望を、年齢がバレてしまいそうだがwindows95が出る遥か前、当時国内PCのデファクトだったNECのPC98(うはー懐かしい!)でもってやったりしたものだ。菅野よう子の作曲した音楽、特に信長の政治の音楽と戦闘の音楽、これに特にハマったものだ。

(50秒位〜 信長の内政テーマ、3分35秒位〜 信長の戦闘テーマ)

後は、やはり敦盛のこの一節。子供心に非常に深く影響しているように思う。

人生五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり 一度生を得て 滅せぬものの あるべきか

・・・人生など、宇宙の運行を考えれば儚いものだ。この世に生まれた者であの世に行かないものなどあるだろうか。いーやない、だから人生を思い切り良く充実して生き切ろうぜ。まあそう言う感じだ。この手の「無常観」には、子供の頃から結構影響されているように思う。

後はこう、やはり子供の頃から、世俗の裏をかいたり、社会の情勢を見て先を行ったり、と言うのを考えるのは憧れていたし好きだったのだな、それが今までのキャリア選択にもかなり影響しているのだな、と言う事も実感した。

天空の城ラピュタを観た時も実感したが、進路選択も、元を辿ると結構単純な憧れから来ているものなのだなーと実感する。こう言う初心に立ち返る事は非常に重要だし、特に人生の岐路にある時は、初心に立ち返った意思決定をしたいものだ。平素全5巻の小説など読む時間は全くなかったので、その時間がある事を大いに感謝した。

一方で、織田信長は、トレーダーで言えばジェシー・リバモアに近い位置づけが筆者の中で為されているなーとも思った。ジェシー・リバモアを見て「どうしたらピストル自殺で最期を迎えずに済んだか」を考えると示唆深いのと同様、織田信長を見て「どうしたら本能寺の変にならないで済んだか」を考えると、非常に示唆深いものがある。


さて信長から話はちょっとそれるが、今回ぷーになって、周囲の人のアドバイスは大きく二つに分かれたように思う。

1:プーの期間が長いとキャリアにもマイナスだ。何でも良いから早く仕事を探した方がいい。

2:たまには働かない期間があるのも良い。人生長い事もあるし、人生の節目にもあるように見受けられる事も考えれば、むしろ焦らない方がいい。世界旅行にでも出て来たらどうか。

どちらも自身の事を気遣って言ってくれているので有り難く思っている。

1については同業者が多かった。しかしこれについては、アドバイスは有り難かったが、やや表面的な助言のようにも思われたので却下した。「キャリアの損得云々の以前に、一回立ち止まって人生の棚卸しをきちんとやって、今後の生き方をゼロベースで考え直す時期だ」と判断した。

2のアドバイスをするのは年配のかたか、非金融、非会社員の人達が多かった。より人生の琴線に触れているように思ったし、中々に有り難いアドバイスだと思った。しかし、筆者的に、世界旅行をしようと言う気分では何となくなかった。広い世界を見るのも悪くはないが、正面から見つめるもの、取り組むものが他にあるような気がした。

結果として筆者は、以下の選択肢を取った。

3:たまには働かない期間があるのも良い。人生長い事もあるし、人生の節目にもあるように見受けられる事も考えれば、むしろ焦らない方がいい(ここまではアドバイス2と同じ)。海沿いの素晴らしい環境で少し休みながら、今まで接さなかった人等も含めて色々な人と会ってみたりもしつつ、自分自身の過去の歴史と、自分自身の内面の世界一周旅行をして、今後どうしたいのか、どうありたいのかを感じ取ろう。

・・・そんな訳で、昔からやりたいと思って居た「海べりセミリタイヤ暮らし」をする事になった。元来は一生働かなくて良い位稼ぎ切ってからやろうと思っていて、今回のように離婚なぞしてキャリアも途中でブツ切りになる形でこう言う暮らしをするとは思って居なかったのだが、まあ意外な形で夢は実現した。仕事も、最後の方は初心が見えなくなってしまっており嫌になって来て居たのも事実であり、そう言う意味では絶妙のタイミングで人生の休暇を取る事になったようにも思う。人生不思議なものだ。物理的にノート等を電子化して整理出来たのも勿論の事、子供の頃に好きだったアニメを見て、学生時代好きだった映画を見返して、自身の原点を見つめ直して、やはり金融や相場は好きなんだなと言う事も確認し、と言った事を素晴らしい環境の中でやれた。食生活の改善、料理や運動をちゃんとやる習慣等をしっかり整えて行く事も出来た。自然に、「海べりセミリタイヤ暮らし」も良いけれども、アーリーリタイヤを志向する以外に自身にはやりたい事もあるんだなと言う事にも気づいた。案外人間働きたい生き物だし、他人に貢献していると言う実感が欲しいものなのである。

そして、話をようやっともとの織田信長に戻すと、子供の頃に影響を大いに受けた「織田信長」についての小説全5巻を読破して、子供の頃織田信長のどこに惹かれたのか、どこは違うと思ったのか等について思いを馳せつつも上記のような事に思い至るなど出来た事で、何だか自身の内面世界旅行も一段落付いたのかな、とふと思った。中々に有意義だったように思う。

そろそろ起つ時かな、、、等と言うと格好良いが、要するにそろそろ働かんとな、働かざるもの食うべからずだ(爆)、、、等と思う、読書の秋の夕暮れの最近の筆者であった。

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