2010年12月1日水曜日

シンガポールメモ:ジャパニーズ金融・運用コミュニティの閉塞感から解放されるには?

最近、複数の同業者のかたから、「海外で仕事するにはどうすれば良いか」「閉塞感のくだりには大いに首を縦に振る以外ない、何とかならないか」と言った趣旨の質問を受けるようになった。筆者的にも、何となく自然の流れに任せているうちに今に至る、と言う所があるので大した回答は出来ない。とは言え、可能な範囲でFAQと言う事で、この問いに対して以前筆者が送付したメールの内容を、伏せる所を伏せて、文章の一部に多少の手直しを入れる以外は殆どそのまま掲載しておく。ご参考まで


(以下、一部改変の上抜粋)

○○様:

Anonymous investorです。メールありがとうございます。
また、同業者のかたに見て頂いているとは、大変に光栄です。
こちらも有り難うございます。

さて、頂いた件です。

海外を狙うとなると、xxx(外資系ヘッドハンティング会社、特定名は伏せておく)のシンガポールのサイト(xxx Singaporeで検索で出て来ると思います)にアクセスしたり、あるいは他のヘッドハンティング会社でも海外案件を持っているヘッドハンターとアクセスする事になるかと存じます。

あとは人づてを辿られる事になるかと存じます。例えば昔の会社の海外オフィスで働いて居た外人のカウンターパート等にメールしたり、LinkedinやFacebookで当たってみられる、過去に海外の顧客の名刺をいただいていた場合はダメもとで海外の仕事を探しているんだがと彼らに投げてみる、と言った事と存じます。時折人を紹介してくれたり、海外案件を豊富に持っているヘッドハンターの連絡先を教えて貰えたりします。こう言う形でたぐって行って、良い縁に当たるのを待つ、と行った形かと存じます。

職種的には、日本株担当者として参入するのが一番近道と存じます(中国株は中国人が優位と言った具合ですので、いきなり勤務地域もプロダクトもジャンプするのは結構参入障壁が高いです)。あるいは、日系の運用会社でも、GPIFの国際投資シフトに伴って昨今アジア株の担当者等もアサインしているようなので、そう言った流れで社内異動等で(勤務は東京のままでも)最初にプロダクトでアジア株担当等でジャンプして、次に転職活動をして拠点自体を香港やシンガポールのヘッジファンドなり運用会社なりに求める、と言った作戦もあるかも知れません。

後は、ここからは多少精神論と申しますか、非科学的にはなりますが、やはり類は友を呼ぶと申しますか、自分自身の心のありようを反映した人達が周囲に集まると言う所は、人生あるように思います。

つきましては、個人的なお勧めとしては、閉塞感の漂う金融コミュニティから少し距離を置いてみられる事も一法では、とも思います。

例えば小生の場合、ぷー太郎期間の半年、湘南の暮らしと言うのは非常に良かったです。出会う人の種類も変わり、会話の内容も変わり、としているうちに、自然に今に至った、と言う所もあります。いきなり会社を辞める必要はないかと存じますが、例えば出来る所から、まずは例えば週末については閉塞感漂う金融コミュニティとは全く違う場所や人と交流を持つようにされる、と言うのも良いかと存じます。

筆者も昔は、「狭い業界だから同業者人脈は大事だ」等と言った事を考えて居たのですが、最近は「気の合う人と居れば良い」と言う感じで、勿論同業者で仲の良い友人知人同僚も居ますが、感覚的には「いわゆる日本の金融村」とは少し距離を置いています。

最初は「金融村」から距離を置くのは勇気が要りますが、筆者の場合はこれがむしろ人生の転機になったと言う所は大きいです。○○様含めて他の方がこれが転機に必ずなるかと言えば保証は出来ませんが、閉塞した空気の中に居るよりは、日本にも前向きであったり開放的な雰囲気のコミュニティや土地もありますので(湘南はその一例)、そう言った空気を例えば週末だけでも浴びるようにされる等する事で、運気の流れが変わって来る、と言うのは存外あるようにも思いますし、良い事かも知れません。

○○様のご年齢が20代から30代の始め位でしたら、海外留学等の選択肢もあるかと存じます。

お互い、業界を盛り上げて行く事が出来れば幸いです。
拙い文章で恐縮ではございますが、○○様の今後益々のご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

Anonymous Investor拝

(抜粋ここまで)

・・・FYI、ご参考までに。
質問頂いたかた、建設的な質問を有り難うございます。
端的に申し上げれば、ブログ一回分のネタが浮きました(^^;)。
仕事しながらだとやっぱし中々書けないので(汗)、とても助かりました:)。

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