2010年12月10日金曜日

シンガポールメモ:シンガポールの、ちょっとどうなんすかと思う点。

今回は、シンガポールの良い面だけでなく、題名の件についても書いておきたい。


○サービス業のクオリティは、はっきり言って日本人の水準からすると相当酷い。

日常生活の上で一番感じるのはこれである。

まず不動産オーナーと不動産業者。日本人の常識だと、原状回復させてから新しいテナントに住まわせるのが普通だろうに、それが出来て居ない。

清掃業者。上記のような具合なので清掃業者を不動産オーナー側のエージェントに呼ばせる。まず清掃業者が来ない。遅刻するとかそう言う単位の話ではない。平気ですっぽかされる。
更には、床の塗料の粉の汚れを見て、「これは壁を塗った塗装業者の責任だから、自分は掃除する義務はない」等と平気で「素晴らしいご高説」を宣い(のたまい)始める。別の業者を呼んで貰った。

テレビ配送業者。契約によるとFully furnishedの物件であり、テレビも付いていると言う話だった。筆者は余りテレビを見ないので、気づくのに数日かかったのだが、何とテレビが最初から壊れている。これも「使えるのに交換してくれ」と言って、すっぽかされる事既に数度目。最初は先週の週末に来るはずだった。これが水曜日になり、木曜日になり、今日のはずだが未だ来ない。何度も留守電やメールにReminderを入れても来ない。仏の顔もおおよそ3度位までだ。仕方ないので、「何回、何時間あんたのせいで待たされて貴重な時間をつぶされてると思ってるんだこのヤロウ これ以上人をバカにするのはいい加減にせよ、Come ASAP, AAAAAAAAA SSSSSSSSS AAAAAAAAA PPPPPPP-------!!!!!!!!!」と電話で怒鳴り散らす事にした。ああロハス金融マン、遂にナニワ金融道になってしまったよ(爆)。いかんいかん、ここは南国ノリで、皆さんゆったりまったりやるお国柄で、それでも、良い風水、賢い政府の政策、良い時代の風周りでもって皆さん世界有数の金持ちで居られる国なのだ。5分10分遅れる際にも電話で一報入れる日本ではない。しかし幾ら筆者がのんびりロハスでも、相応の金額を家賃等住居周りでは使っている面もあり、それでこれでは、やっぱり頭に来るものは来る。

洗濯機。これも入居してみて何回か使った段階で壊れている事が発覚した。当初「150S$はtenantにもカネを払って欲しい」と言われたので思わずそれで引き受けそうになったが、契約書を見ると「Fully furnishedで、ちゃんと全部良い感じに利用出来るようにした上でtenantに引き渡し」とある。これは筆者には支払義務がない。最初は優しく穏やかに「あのー、契約書を拝見した所なんですが、これは大家様負担なのではなかろうかとー(mayとかcanとかpossiblyとか使って話す訳だ)」と言っても「いやいや、あんたも払うんだよ」と言って聞かない。これも仕方ないので、最後には「契約書のここを見よ、抜粋して朗読してやる、xxxだ。小生が住み始める前に貴方が現状回復ちゃんとやって、家具や家電を使えるかちゃんと確認して、故障したのは修理して提供するのが義務なのに、貴方の過失のケツ拭きをなぜ小生がやらされるのかetc。がおーーーーっ!」とぶっ放して漸く納得させた。

洗濯機の話は更に話の続きがある。今日に洗濯機を持って来たはいいがコンセントの形状が合わないので使えないと来た。大家やそのエージェントの不動産屋なら、その位チェックしとこうよ事前にと。でもってこの点電話して報告したら「コンセントの形状変えるプラグとかあんたが買って、適当に何とかしといて。俺は次の月曜まで忙しいんだ」と。何考えてんだ一体と言う事で、ここでも猛烈に畳み掛けて、明朝に担当者に来て貰う事にした。洗濯機が使えないと言うのはさすがに困る。

ちなみにこう言う時のコツとしては、相手がくだくだ言う発言を途中で遮って、短い命令形(Fix it, Come ASAP,等)をぶっ放して、有無を言わさず「tha----t's it」、で締める事である。以前働いて居た会社の社長がこう言う事を頻繁にやるような所があって、「傲慢で感じ悪いなー」「多分、この人の愛読書って、マキャベリとかなんだろうなー(勘弁してよ)」、等と思って居たのだが、この社長氏の感じ悪さもまんざら無駄ではなかった。こう言う事は筆者の場合相当の場合でないとやらない(やってはいけないとも思う)が、自分が不当な扱いを受けているなーと言う場合、本当に頭に来た際には、きちんとやらないといけない(音がのんびり朗らか小市民だと、これをやるのは結構体力使うものだが)。

その他、ランプが壊れてました、戸棚のドアが壊れてました、ネット接続が中々上手く行きません、携帯のSIMカードは今日のはずが来週半ばまで来ません、タクシーは距離が近いと乗車拒否する(これは景気過熱のサインの気もする)etc etc...万事がこれである(大体毎度毎度遅延する、ひどいと1−2回位、本当に酷いとこちらがプッツン行くまで何度でもすっぽかされる)。

そもそも過剰品質でモノが壊れると言う事を余り経験しない上、サービス対応が極めてしっかりしていて、すっぽかしなどまず有り得ない日本の「安い、早い、正確、真面目でユーザーフレンドリーで丁寧、の極上サービス業」に慣れきっていた筆者には、つかみとしてはかなり「衝撃的な異文化体験」であった。

つうか、なんで万事こんな調子で上手く経済回っててみんな裕福なんですかと(概ね人は良い感じの人が多いんだが、なんせ南国のり、もーまんたいもーまんたい、のカルチャー)。シンガポールって恵まれた場所なんだなぁ等と痛感した。

筆者もロハス金融道を謡っておきながら、シンガポーリアンからすると筆者もまだ、「キリキリガツガツビジネスマン」のカテゴリーなのかも知れない。あるいは今より輪をかけて更にロハスでも良いのかも知れない(ほんとか?汗)とふと反省(?)までさせられた。

あるいは日本のサービスクオリティの高さ、教育水準等に関わらずどんな業者でも全般に真面目に仕事をする人が過半である等の恩恵を受けられる点については、日本って恵まれた国なんだなあとも思ったし、この真面目さと誠実さ、仕事の正確さ、察しと思いやりに基づくサービス水準の高さは日本人として誇りに思って良いとも思った。

例えば、船便を頼んでいたヤマトロジスティクスのサービス等とシンガポールの上記サービス品質を比較すると本当に歴然とそう思う。何せ船便において、通関とか壊れ物の運送とか、トラブルが起きておかしくない所で何一つ何らのトラブルも無かった。そして担当者は笑顔で感じよく、しかも仕事は正確、訪問時間も正確、段ボールへの荷物の収納方法を工夫する事で元々の見積もりよりも所要の運搬面積を小さくして値段を下げる(船便は面積ベースで価格が決まるので、こう言う事が可能)と言った事までしてくれ、シンガポールへの荷物到着時には段ボールのガムテープ部分を言わなくても切って開け易くしておいてくれる等の「プラスアルファの痒い所に手の届く付加価値サービス」付き。

こう言うのは日本人からすると当たり前の事なのかも知れないが、これは全く当たり前なんかではなく、日本のサービス業のクオリティはもの凄くプロフェッショナルであり、もの凄く高品質なのだと言う事を今般痛感した。日本のサービス業が、海外、特に例えばハワイとか、シンガポールみたいな「人は良いんだけど、各種生活関連のサービス水準がちょっとアレな感じの、南国ノリの先進国」に参入したら、あっという間に席巻出来ると思う(筆者にしても、多少値段が高くても、価格差が”多少”程度であれば、日本のサービスがあればそちらを使うと思う)。筆者は中国には住んだ事は無いが、多分ノリ的に中国とかでも同様の可能性はあるようにも思う。頑張れ日本企業!


そんな訳で、シンガポールに来る際には、こう言う衝撃を受ける可能性がある、と言う覚悟はしておいた方が良いかも知れない。

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