2010年8月31日火曜日

8月31日:本当に夏の終わり。

夏の終わりを、本当に久しぶりにじっくりと味わったように思う。今まで仕事をしていた頃は、夏なんてあっという間だった。平日は流れるように過ぎてゆき、週末の土日を何度か過ごしたら終わりである。

そんな訳で、クーラーの効いた部屋で麦茶を飲んで本を読みながら昼寝する時間の心地よさだとかをじっくり味わい、こんなに夏をじっくりと噛みしめるように、(相場のフォローや名刺のデータベース化とかを適度にしていたにはしていたとは言え)特段何もしない時間も大切にしながら過ごしたのは、もの凄い久しぶりのように思う。

夏と言えば、社会人になってからは勿論普通に仕事して、土日が何度か来て終わりだった(それも大体投資の勉強とか、CFAの勉強をアーリースタートで開始とかしておしまいだった)。バケーションを取るにせよ、適度に1週間位海外旅行とか行ってスキューバダイビングとかして終わり(これはこれで良いし、そう言えば最近スキューバをやってないので復活させたい気もするが)。大学生の頃ですら、バイトしたりとか、もうちょっとバタバタしていたと思う。高校生の頃も1−2年は部活をしていたし、3年は大学受験があった。多分、(やる事と言っても夏休み終盤にやっつけ仕事で宿題を終える位のもので)本当にゆっくりする夏休みと言うのは、小学校とか中学生とか以来のような気がする。
仕事もぷー、私生活も離婚して、清算し切って何もしない夏の日々は、何気ない夏の車道も、何だか愛おしかった。大して悩む事もなく、何気ない夏の車道や歩道や空の鮮やかさが良いな等と思えるのは、結構贅沢な事だ。
最近は当たり前の公園の景色も。仕事に戻れば、こう言う景色をただのんびり眺める頻度も減るだろう。とは言え社会復帰しても、土日は経済誌やiPhone持って自然の多い所にでも籠ろうかとも思う。iPhoneでFTもBarronsもMadMoneyも観られるようにしてある。四季報もiPhoneの手許にある。電波が通じる場所であれば、土日に都内に居なくても大概のリサーチは可能だ。
入道雲を、もの凄く久しぶりに長時間、ただ眺めていた。子供の頃、宮崎駿の映画の「天空の城ラピュタ」を観て、雲の向こうにラピュタがあるのかも知れないと思うとなんだかワクワクして、ただずっと観ていたような気がする。そう言う子供時代の何気ない日常の思い出を、ふと思い出した。昔の事を思い出すのはとても久しぶりのように思う。
時々お茶をしていた海の家も、今日でおしまいである。
普段は酒は殆ど飲まなくなったのだが、さすがに海の家が最終日の8月31日だけは例外。過ぎ行く夏を惜しんで結構飲んだ。
日本の湘南の海とか言うと身近過ぎてちょっと軽く見られる事もあるのだが、こう言う夕暮れの写真が簡単に撮れる景色が広がっている。It's like heaven、とこの夏、朝のジョギングの朝焼けや江ノ島の向こうに見える早朝の富士山を観て、あるいは夕陽を観ながら散歩して、何度も呟いたように思う。貴重な時間だった。
海の家の一角にある、アジアの屋台街のような場所。タイ料理を頂いた。本場のアジアのようなこのにぎわいも、今日でぱたっと終わり、明日からは普通の砂浜に戻る。この「一夏の夢」のような感覚がジャパニーズ「あはれ」である。お祭りの感覚だ。その日はとても非日常の感じがするんだけれども、終わってしまうと何事も無かったかのように翌日を迎える。そして夏祭りが終わる頃には夏休みも既に佳境である事を感じる。そう言う儚さのようなものが美しい、等と言う事を子供の頃から考えて居たような気もするし、子供の頃からそう言う事を考えて居たと言う事を大学時代のガールフレンドと話していたような気がする。

何もしないでのんびりしていると、ふとこう言う昔のちょっとした思い出を思い出す事が増えるようにも思う。たまには心の洗濯で、良いのかなと思う。

この夏のラスト公演と言う事で、ファイヤーダンスショーを再びやっていた。この炎や女性の美しさがまた、今日で夏が終わりなのだと言うはかない感覚と相まって、ジャパニーズ「あはれ」に訴える。シロウトの撮るデジカメ写真でもちょっと面白い絵が撮れる。無料で観られたのだが、おひねりを1000円渡しておいた。彼らの打ち上げの飲み代位にはなってくれるかな。
ファイヤーダンスショーが終わった後も、子供達が夏を惜しむように花火をしている。そう、子供は今日が夏休みの最後の日である。親御さんがこれに付き合ったりしている絵もちらほらあった。こう言う両親は偉いなーと思う。親の感覚(筆者の仕事をしている時の感覚)で言ったら、8月31日なんて、普通の仕事や家事のある日常に過ぎない。子供の目線で季節を感じて、子供の夏休みの最終日は仕事をちょっと早めに切り上げて、過ぎ去ってしまう夏、明日から学校の日常に戻ってしまう感覚を一緒に偲ぶ、と言うのは結構、心が豊かな親でないと出来ないようにも思う。海べりでこう言う育てられ方をした子供は多分グレないだろうし、真っ直ぐ育つような気がする。筆者も相場に関わる仕事を何らかの形で続ける事になると思うが、相場にさらされながらこの「心豊かな親の感覚」を将来において持つ事が出来るかについては正直自信が無い。しかしこういうバランス感覚は必要な事のようにも思うし、チャレンジのようにも思う。

人間、仕事が充実していて本気で取り組める仕事である事も、それが一日の半分、つまりは大人になってからの人生の半分位を占めるだけに重要だと思うし、「仕事は適度に別に置いといて、趣味を楽しもう」と言うのは筆者は賛同し切れないものがある。人生の半分が退屈で、土日だけ多少楽しくても、結局人生不完全燃焼のように思うからだ。

しかし、仕事だけが人生ではないし、相場の仕事をしていると相場中毒になり易い事を考えると、筆者の課題はむしろ「相場/仕事の外にも、例えば誰かの恋人、子供が出来たら父親、あるいは一人の時間を持ってゆったりする個人」と言った、充実させる価値のある色々な側面が自身にはある、と言う事を自覚する事のようにも最近思う。

ちなみに、デジカメをわざと逆光にして上の写真ような光の効果を出すのは筆者の趣味である。なぜと言われても困るが、こう言う光の効果が好きなのである。

海の家も終わりに差し掛かって、一人滞在先に帰宅。これ日本で、都心から1時間ちょっとの場所である。非日常的な瞬間は案外身近な所、そこかしこにある。
昔のウォンカーウァイの映画みたいと言うか、昔筆者が好きだったクリストファードイルの陰影系ピクチャーになった。殆ど何の効果もかけなくてもこう言う陰影の利いた絵が撮れるのは少し嬉しかった。ちなみにiPhoneのデジカメはデフォルトだとズームやエフェクト等がかけられないし、上記はふちを少しぼかしているだけで殆どなんの効果もかけていないが、安価なソフトウェアを入れると色々効果を付けられる。シロウトでも色々楽しめるのがいい。
左上の丸い白い光は月の光。適度にほろ酔いである。

こうして、離婚してぷーになった、筆者の三十ウン歳の夏は過ぎて行った。夏の殆どは何気ない日常を過ごして、例えば名刺や昔の仕事のノートの整理だとか、例えばその合間にカフェや海の家で一服したりするだけの、何気ない事をしていただけだけれども、じっくりと仕事や人生の棚卸しをし、海や空や山を眺めながら何もしない時間を楽しみ、夏のクーラーの利いた部屋に麦茶に読書に昼寝が気持ち良いと言う子供時代の思い出を思い出したりなぞし、同時に生活習慣を社会復帰後もワークするようなよりミニマムでシンプルなものに改善して行き、シンプルな暮らしにしてゆく事が出来た。

何気ない日々だったけれども、後になったら多分、こう言う何気ない夏の日々が記憶に残るようにも思う。例えば子供の頃の夏休みに友達と入道雲をただ眺めながら、ラピュタのような冒険を夢見ていた時間がやけに記憶に残っていたように。

おお、久しぶりに筆者としては相応におセンチな文章を書いてしまった。微妙に赤面ものだが、ほろ酔いなのでご勘弁を。

イギリス国債の歴史。

FYI. 出所は「国債の歴史」富田俊基著、東洋経済刊。82ページ図表。

2010年8月29日日曜日

夏の終わり

夏の終わり。

昼間のカフェ。気温はまだ暑いが、どことなく夏の終わりを感じさせる。
湘南の夕暮れ。セミもミンミンゼミが競うように鳴く声でなく、ひぐらしや鈴虫系の声になる。少しせつない。村治佳織のクラシックギターの曲など流していると大変によろしい雰囲気だ。彼女が居ない点はよろしくないが、まあそれは置いておこう(爆)。
夜の海の家の前で行われていたファイヤーダンスショー。夏を惜しむかのような、最後の盛り上がりである。

相場の方は、盛り上がる事もなく日経も9000円をあっさり割れてしまった。サマーラリー仮説は敢えなく撃沈。残念。ジムクレーマーも先週で降りていた。筆者的にも、9100円割れてしまった辺りで、こりゃダメだなー、大人しく名刺やノートの整理でもしよ、と言う感じである(例により、リアルタイムで今考えを変えました、とかわざわざ報告しないので、その点留意頂きたい。投資は自己責任で)。

9月は多くは期待出来ない。決算対策売りも多いし、3−4月の元気な相場の時の信用買いの期限が9−10月である。整理売りがある可能性もある。月回り的にも、9月は下がり易い月だ。

一方で、ポジティブな材料としては政府の景気刺激策や日銀の追加緩和の雰囲気も出て来ている点。ベースはネガティブになりがちな需給の月において、これでどの位支えられるかの勝負のように思う。

金融緩和については、ようやっと白川総裁も動いて来た感じがするが、一方で米国も追加緩和を示唆している。他国もお札を刷り始めてしまうと日本が多少金融緩和しても円高で高止まりしてしまう。金融緩和競争の感が出て来たように思う。トータルに考えて、正直どうなるか分からない。相場をやっていた場合は、比較的ベータニュートラルなポジションにしておいて、調査に専念するだろうと思う。今まで「輸出関連Sell!Sell!Sell!」の一本調子で良かったように思うが、これもちょっと続けづらくなっている。トヨタも既にPBR1x割れだし、シカゴの円投機ポジションもかなり円買いに傾いているし、上記の通り白川総裁もようやっと金融緩和に動きそうな所もある。円安に一時的でも傾いた場合は、輸出関連株が買い戻され易い面も出て来ている。

週末のニューヨークは高かったし、日本の月曜日は上がりそうである。典型的なヘッドアンドショルダーの悪い形になってしまったチャートの形状が、下を突き抜けずに下支えの形になってくれるかどうか、と言う所のように思う。

そんな訳で、引き続き、過去のノートの整理等を続けている。記事は少なくなってしまうが、ご理解賜ると幸いである。

2010年8月24日火曜日

生活習慣改善:ルンバ・・・今って21世紀なんだなあと実感する掃除機。

(廊下を颯爽と掃除する、ルンバの勇姿)

これは凄い。乾燥機付き全自動洗濯機以来の一品である。
定価が79800円するのでこれは高過ぎると思っていたのだが、楽天で39800円で売られていたので買う事にした。

てんとう虫のように自動で床を歩き回りながら全自動で床を掃除してくれて、電池が切れて来ると自分で充電ドックに戻る。とても可愛らしく、初めて使った際には思わずルンバが掃除をする後を付いて行ってしまった(これでは自動化する意味が無いが、最初はどこで立ち往生したりエラーが生じるのか、外出時に使っても差し支えないかをチェックしておきたかったので)。

毛足の長いカーペット(乗り上げると動けなくなって立ち往生する事がある)、中途半端な段差(階段のような大きな段差は避けてくれるし、ごく微小な段差なら対応可能だが、2−3センチ前半位の小さな段差で立ち往生する事がある)、床にものを散らかしていたりコンセントの配線等があると引っかかったりする事があり、これらにはやや弱い。ただしこの点も「バーチャルウォール」と言って、無線で「ここから先には行かないようにする」と言う事が出来るようになっている。後は床にモノを散らかさない事である。

上記の点にさえ気をつけて使えば、隅っこ等も含めて本当にキレイに掃除してくれるし、「お遊びガジェット」ではなく、完全に「自動お掃除ロボット」として実用の域に達している。外出時にスイッチオンしておけば、床掃除はルンバ君にお任せで、後は風呂場や毛足の長いカーペットの上だけをほんの時々自分で掃除すれば良いだけに。掃除機をかける必要が殆ど無くなる。

それにしても、壁掛けテレビにお掃除ロボットって、ドラえもんとかの22世紀の世界のマンガの中での出来事だったものが、既に実現している。思い描くものは実現するもんなのだなあと思うと共に、自身が「少し前には想像上の近未来だった、21世紀の今」を生きている事を実感する昨今である。

さて、掃除する時間が浮いた分で、何をするかな、、、名刺管理は終了したので、次は過去の仕事のノートの整理かな、、、

(ルンバについての詳細はこちらも参照)

2010年8月23日月曜日

生活習慣改善:やっと名刺管理〜年賀状打ち出しまでの仕組み確立。

掲題の件、やっとevernoteに電子化して取り込んで終了である。過去に何度か名刺は大掃除をしていたのだが、それでも1000枚以上の名刺があった。取材先、セルサイドやバイサイドの同業者、果ては美味しかったレストランのカードetc...

スキャンしては取り込んでの繰り返しで大変に面倒臭かったのだが個人情報なだけに素性の良く分からない人にバイト等で投げる訳にも行かず、さりとて名刺読み込み専用のスキャナ等が付いた名刺管理ソフトは買いたく無かった(高価だし、evernoteとiPhone4中心で管理したかった)ので、随分時間がかかってしまった。

結局の所、以下のような仕組みで落ち着いた。参考までに書いておこうと思う。


1、名刺のスキャン。

最初だけ過去大量に蓄積していた名刺をPCでどんどんスキャンする。今後は、iPhone4のカメラで撮影をし、JotNot Proと言うiPhone用スキャンソフトで形状を整えるだけでよい。過去の1000枚以上を一気にやるのはもう金輪際ご免だが、名刺交換等の度に随時iPhone4のカメラ+JotNotProでの取り込みをするだけであれば、移動時間等で手軽にやれる。今後の手間は殆どかからない。


2、名刺のevernoteへの吸い込みと保存。

名刺をevernoteに吸い込む。PCからならドラッグ&ドロップで画像データを取り込めるし、iPhoneからならJotNotProがevernoteと連携出来る機能があり、簡単に画像データをevernoteに取り込める。名刺以外に年賀状等も頂いた場合は、これも写真撮影してスキャンして取り込んでおく。

名刺用のノートブックを作っておき、そこにどんどん溜めて行く。

evernoteの題名は「会社名のひらがな頭文字(例:パナソニックなら「は」) 会社名 名字」とだけ入れる。日本語OCR機能があるので、題名に何も入れなくてもある程度は検索が出来るのだが、まだ完全に認識する訳ではないのでこの位は入れておいた方が後々検索する際に便利と思う。面倒であればこれは省略も可能である。画像の日本語検索機能もあり、名字や会社名で8割がた位は検索すれば名刺画像内の文字を捉えてくれているようにも思う。後々の検索の「2割位の漏れ」を我慢してクオリティを多少妥協しても構わない場合は題名を省略する事も可能と思う。

タグを活用すると後日検索し易くなる。例えば筆者なら、「取材先」「同業者」等等。取材先企業については、「優良企業」「バリュー株」「大型株」「小型株」等の簡単な銘柄属性のタグも入れておくと、名刺でありながら簡単なスクリーニングのツールとしても使える。ネタが切れたら、「えーと以前取材したこんな銘柄ってどうかな、、、」等と検索出来る。

これだけで、PCと携帯から名刺データベースに簡単にアクセスして活用が出来るようになる。
手打ち部分はevernoteの手短な題名だけで、メンテナンスの手間も殆どかからない。名刺を頂いたら、移動中にiPhone4で写真撮影して、evernoteに上げておくだけである。iPhone4だと写真の解像度もかなり高いので、OCR機能にもキチンとひっかかってくれるようにキレイに名刺を保存しておける。

これも、一気に大量にやるのは面倒くさいが、随時やるのであれば移動時間等にぱっとやっておけば良く、大した手間はかからない。


3、年賀状や暑中見舞いシーズンの前に、葉書を送付する人だけevernoteから画像データを取り出して、iPhone4の名刺読み取りソフトで住所、会社名、肩書き、名前を取り出して連絡帳にデータベース化する。

iPhone4の名刺読み取りソフトは、「WorldCard Mobile」と言うソフトを活用。まだまだ所々で修正が必要であるが、手打ちよりはだいぶ楽である。

人によっては全ての名刺をWorldCard Mobileで連絡先データを取り込んで「連絡先」のソフトやエクセルでデータベース化している場合も多分あると思うしそれでも構わないと思う。しかし、筆者の場合は葉書を出す人のみを年に2回抽出してこれを行う事にした。理由は幾つかある。

一つは筆者の場合は年賀状や暑中見舞いの類いは以前は全然送って居なかったし、今後もそんなに沢山送る事はないため。つまり名刺の画像データを携帯とPCから検索出来て目視出来れば普段は十分であり、全部を葉書/手紙フォームで出力出来るようにしておく必要性がないためである。

もう一つの理由は、こちらの方がより重要だが、名刺読み取りソフトの精度にはやはり限界もあり、全部取り込むと間違いチェックや修正の手間がかかるからである。数年前と比較すれば最近の名刺読み取りソフトの精度は飛躍的に改善しているが、それでも例えば名前のよみがなが間違っていたり、会社名や部署名、住所等が微妙に間違っていたりする。微妙な間違いでも毎回間違いの有無をチェックして修正する手間がかかるため、毎回名刺読み取りソフトで取り込むとメンテナンスの手間が増えるのである。日々の事なので、ちょっとした手間でも手間が増えると習慣化しなくなる。これを避けたかった。日々やる事は可能な限りシンプルである必要がある。

試しに50人分程度の名刺で上記作業をやってみたが、修正作業等含めて2−3時間位でやれた。過去既に連絡先として取り込んだ人については新規でこれをやる必要があるのは転職や転居を先方がした時だけだし、新規に年賀状や手紙のやり取りをする人が半年単位でそんなに大量に増えるとは思わないので、せいぜい半年に一度、2−3時間の手間で上記をやる事が出来そうである。


4、年賀状や暑中見舞いシーズン際には、上記連絡先データベースを出力して印刷して行く。

ソフトウェアには、「宛名職人ver16」と言うものを利用している。上記連絡先を簡単に取り込んで、葉書形式で出力出来る。


・・・上記で、ようやっと名刺や年賀状の類いの管理を、可能な限りメンテナンスの労力を最小化して、手打ち入力等をしないで済むようにしてPCー携帯ー葉書作成ソフト間でデータの同期を図った上で、evernoteを利用して携帯でもPCでも随時連絡先を検索、閲覧可能にして、かつ年賀状や暑中見舞いを手間なく出せる仕組みを作る事が出来た。iPhoneとevernoteのお陰である。これは助かる!

それにしても、相場にかまけてこう言うフォローを適当にする事で、随分とお世話になって来た人達、出会った人達とのご縁のフォローをおざなりにしていたのだなと反省する事しきりである。俺は調査や運用のオタクであり、マーケットに没頭するのが仕事で、それで給料貰ってるんだ、社交性や時節の挨拶なんて必要無い、そう言うのは相場の事をさっぱり知らないけど見栄えとプレゼン位は立派なバンカーか何かの仕事だ、俺の仕事じゃない、それで文句ありますか、と言ったある種の怠慢さと言うか傲慢さがあった事は否定出来ないなと思う。まあ実際、社交や愛想笑いや時節の挨拶の手間を極力省いて投資やトレードの事ばかりに打ち込んで来たから今があるとも思うには思うが、営業等しているかたからすれば当たり前のビジネスの基本をキチンとやってなかったんだなと言う面について、今更ながら自覚した。今後も愛想笑いやムダな社交や場を取り繕うだけの時節の挨拶をする気は特段無いし、主にマーケットに没頭する日々を過ごしたい事にもそんなに変化はないが、旧知の友人知人と位は時折葉書でも送って、自身が大過なく日々を充実して過ごしている事と、それに有形無形の形で貢献してくれているのが友人知人である事位はアウトプット、意思表示しようと思った。メールやネットが普及しているこの時代だからこそ、葉書とか手紙と言うのは価値があるようにも思う。

また、大手で仕事していた頃はこう言う事をグループセクレタリ等に依存してしまって居た(翻ってこう言ったリソースが使えなくなったと共に更にこの手のメンテナンスがおざなりになって行った)事も反省である。外資系金融機関の大手等であればグループセクレタリ等にこう言う事は投げてしまう事も可能だが、規模の小さいヘッジファンドで仕事する場合や今のようにぷーの場合、あるいはフリーランスでやって行く場合など、こう言う事は出来る限り少ない手間に抑えながらも自分でやれるようにしておかないといけない。機械に任せる方が、給料も払わなくて良いし、幾ら頼んでも文句を言わないし、気を遣って差し入れをしたりしないで済む(総務や秘書の女性と言うのは得てして年上の事も多いあるいは筆者の過去においては多かったし、会社でこれらの女性を敵に回すのは大変にデンジャラスなので、余り頼み事をしてしまうと結構気を遣うものである)。自動化出来ると楽な面もある。

そう言う意味では、iPhoneとevernoteが手許にある事で、以下のような秘書的な機能を殆ど自前で手間をかけずに機械にやって貰う事が出来るようになった。

・スケジューリングやToDoの管理。
・上記のような名刺管理や年賀状等の作成。
・会社に取材に行く場合はその下資料の準備(まあ、短信や有報や会社の決算プレゼン資料なんかは打ち出して持参する方が今でも便利とは思うが、iPhone上で四季報や会社のwebサイトを観られるのは大変に便利であるし、web clipperを使えばiPhone上からもwebサイトやpdfファイルもevernoteにupしておく事が出来る)、取材後のファイリング(evernoteにメモを書いて、気になったデータやグラフ、資料等は写真でスキャンしてevernoteにあげておけば良い)。

・・・等等。
中々時間がある時でないとこう言う改善は出来ないようにも思うし、今はぷー太郎だがまだまだビジネスパーソンとしての生活は続くであろうはずなので、自己満足で恐縮ではあるが大変に有意義な事が出来たように思う。

上記のやり方も、我ながら結構お勧めのやり方なので、興味があるかたは参考にして頂けると幸いである(自己満足だけでなく、他人への貢献に出来る面もあるので)。

2010年8月22日日曜日

趣味:お遊び系ガジェット幾つか。

最近、以下のようなアイテムにはまっている。

○iPhoneをより楽しく、安全に。

皮のカバー。
首からぶら下げたり、ワレットケースのように腰のベルトのところに金具で掛けて使ったりできる。落下や衝撃を防ぐ事が出来る。ヘッドフォンをかじったリンゴ形のものに巻き付けておけるのも便利でおしゃれで気に入っている。デザイン的にビジネスでもカジュアルでも使える感じなのも良い。

お店はこちら
http://item.rakuten.co.jp/jacajaca/hu-ip014/


○スリープトラッカー

時間設定してこれをつけて寝ると、眠りが浅い時を見計らってバイブレーションと音で円滑に起こしてくれる。非常に便利な目覚まし時計。多少ごついのだがデザインもまあ許容範囲のものがあったので、買ってみた。

音もバイブレーションもそんなに大きくも激しくもないのだが、眠りが浅い時を狙って起こしてくれるのでそれでも不思議と起きられる。しかも眠りが浅くなり起き易い瞬間を狙うため、寝起きもスッキリである。中々に面白いアイテムである。

お店については、配送がやや遅かったので紹介なし。興味のあるかたは楽天で「スリープトラッカー」と入力して検索してみて欲しい。


○目の疲れ取りマッサージマシン

これ、個人的に大ブームである。戦隊ものの変身ゴーグルみたいなデザインのゴーグルの裏側に突起がついていて、これで目の回りをマッサージ出来る。しかもイヤフォンも付いていて、鳥のさえずりや川のせせらぎと言った音を聞きリラックスしながら目の疲れを癒せる。自動で20分コース。目が疲れていたり眠かったりしても、目をつぶってイヤフォンの自然音に身を任せながらマッサージを20分やると、寝起きのようにすっきりする。20分と言う時間がこれまた、「睡眠が深くなり過ぎて起きた時不快にならないが、昼休み等に仮眠を取ると疲れが非常に取れて午後の能率が上がる位」の非常に良い案配で、製作者の健康や休息に関する知識の高さが伺われる。

勤務時もディスプレイ8面を凝視していたので目の疲れや、目の疲れから来る肩や首のコリに悩まされて来たのだが、そんな職業人トレーダー、ファンドマネジャー、あるいは個人のトレーダーに福音である。勤務中に知ってれば良かった、と痛感した一品である。社会復帰したら、職場で昼休みと引け後にでも使おうと思う。いいトシしたビジネスマン/レディが上記の戦隊ものゴーグルを付けてイヤフォンの小鳥のさえずりを聴きながらデスクで昼寝している様と言うのも中々に笑える光景で良かろう。この位の遊びが許される会社、何よりも体面や格好よりも実質的な意味でオフィスワークにつきものの眼精疲労や肩や首のコリから解放されてハイパフォーマンスで仕事する事にフォーカスする事に理解のある会社で仕事したいものである。自分が上司になったら、上記のゴーグルはまあ紹介して気に入った人が任意で使えば良いが、昼の20分睡眠は「奨励」にすると思う。昼休みに仕事してるフリしなくていいから昼は目を休めて短時間寝ろ、その方が午後の仕事効率上がるからと。同僚にもぜひ紹介したい。

お店はこちら


・・・まあこういうのは単純な楽しみだが、「より日々の生活を自分らしく具現化する、自己表現する」「より生活を改善する」と言う意味では、実は生活習慣の改善でもある。

2010年8月16日月曜日

経済財政白書より その2:消費について

引き続き経済財政白書より。今回は消費について。

○足もとの消費動向:回復中。

ちょっと観づらいが、GDP増加寄与の過半は輸出だが、ちょこっと消費も貢献している。
エコポイントとか、自動車買い替え促進とか、住宅エコとか、色々やった事で耐久財を中心に回復した、と。今後も子育て手当とかするよ、と。ここまでしてやっと上記の寄与なので、安心は出来ない。
住宅取得能力については改善傾向。一戸建てやマンンションの着工回復等にも現れていると思う。この点はポジティブ。
雇用環境も明るい萌しも見えて来た。

以上まとめると、足もとでは各種の政策発動の甲斐もあり、消費は回復傾向である。


○中長期的な家計消費の分析。

セクターローテーションで最初輸出株で、後に設備投資や消費関連株、と言うのはこう言う根拠がきちんとある。時によってタイミングは多少異なるが、最初輸出が回復して、後に稼働率の改善や賃金回復と共に景気回復の中盤から後半戦で設備投資や家計消費が回復するのである。

下段のグラフでは、可処分所得はそんなに増えてなくて、消費性向の上昇で消費が回復している事が分かる。消費性向を上げる(=貯蓄出来る分を減らす)状態で消費回復し続けるには限界がある。もっと力強い消費回復には、やはり所得自体の回復が必要なのだ。

雇用者報酬と個人消費の相関は、上段左のグラフでも明らか。
ところがどっこい、日本は上段左のグラフの一番左下、つまり所得も増えていなくて従って消費もそんなに増えていない側に居る。

理由としては、下段左の人口動態と個人消費が示唆している。やはり消費のピークは家を買ったり子供の教育にカネを使ったりする中年〜壮年位だ。高齢者人口の比率が高くなると、消費も段々「枯れたものに」なるのかも知れない。

上段左は、企業業績が(大概は輸出増大で)まずは回復して、それに遅行して雇用者報酬が増える事を示している。株のセクターローテーションの極めて重要な基礎をなしている考え方、データなのでこれはきっちり覚えておいて欲しい。

上段右は、そうは言っても近年、労働分配率が景気回復しても減少している事を示している。詰まる所、業績が回復しても従業員には分け前はなく、スルーしてしまっていると言う事である。これでは日本の従業員は韓国人みたいにガツガツ働けない訳である。

上段左の図は中々面白い。60歳以上の個人消費押し上げ寄与度は安定してプラスである。これは高齢者人口が増えているからそう言う面もあるだろう。そして、35−59歳の中年から壮年の消費は景気に極めて敏感である事が分かる。更には、34歳以下の世帯はほぼ一貫してマイナス寄与度である。若年人口が減っている事もあるだろうが、「草食男子」に代表されるように、以前程若者が消費をしなくなっている事も少なからず影響しているだろう。まあ、親は家庭も顧みずに仕事人間で働いた挙げ句リストラとかされてがっくり来ている様を子供の側から見させられて来て、ポストバブル世代で就職活動も厳しくて、働いても給料増えなくて、みたいな状況だと、それは世代的に「草食」になるのも無理はないようにも思う。

また、消費性向上昇は、貯蓄を取り崩す高齢者世帯の増加が寄与しているようである。高齢者が貯蓄を取り崩して行って、銀行が国債に投資出来なくなった時、日本の金利は急上昇するだろう。まあ、短期的な話ではないけれども。
上段のグラフについて。高齢無職世帯が貯蓄を取り崩さずに消費が可能なのは、なぜなのだろうか。貯蓄の多少に関わらず同様だと言う事は、金利収入で生活出来ている訳ではなかろう。年金が十分多いからかも知れない。

国の財政の観点で言えば、今後はこの部分は削らざるを得ないだろう。高齢者には貯蓄を取り崩して消費してもらわないといけない。その際は銀行預金を通じた国債買い支え資金も減るが、年金支出が減ればある程度はオフセット出来る。

つまり、今まで、あるいは現状の所は国が国債と言う形で借金をして高齢者に年金を与えて、そのお金を高齢者が消費に回していて貯蓄は温存されており、高齢者の貯金で国債を買い支える、と言う絵の訳だ。これを、今後は国が借金を減らし、高齢者に与える年金も減らし、消費は高齢者の貯金の取り崩しでした支えしながら経済減退を防ぎ、と言った方向になるのではと言う事である。この場合、国債買い支え資金になっている高齢者の銀行預金も漸減するため、銀行預金が国債買い支えに回る分も減りはする。翻って長期金利急上昇のリスクもある。しかし、一方で国家債務の削減による格付け始めとした国債への評価改善が為されてくれば、いい具合にこれがクッションになってショック的な金利の動きが出ないように出来る(かも知れない)。でもって長期金利が徐々に柔らかく上昇、位がベストシナリオだろう(結構、針の穴に糸を一発で通さないといけないみたいに難しそうだが)。

さて、グラフに話を戻すと、下段左のグラフは、子供の有無で限界消費性向が随分異なる事が分かる。下段左のグラフからは、今の消費回復が余り強くないのは、「子供が居ない高年俸者が増えていて、彼らは余り限界消費性向が高くないから」と言った事が言えるかも知れない。もっと結婚させて、子供を産ませて、皆に消費して貰わないと消費は伸びないのかも知れない。

また、下段右のグラフは、30代以降で子供の教育等の必需的支出が増えている事を示す。自由に使える可処分所得が増えないのである。
上段右のグラフは、日本と韓国の「GDPは先進国だが、老後の有り様が貧しい」事を示していて非常に気になる。欧米各国は、高齢者が就業したくない理由の過半は「他にしたい事があるから」と言った前向きな理由である事に対して、日本と韓国は、健康上の理由や適した仕事が無いから、と言った理由が中心である。日本は長寿の国だが存外不健康なのだろうか。あるいは「やりたい事があるから働かない」とハッキリ言い易い欧米のカルチャーに対して、日本や韓国は「いやあ体調が悪くて」と言い訳した方が世渡りし易いカルチャーなのだろうか。背景は色々あるだろうが、非常に気になったグラフだ。本当に日韓の高齢者の健康状態が良くないならそれはそれでメタボや生活習慣病対策が必要だし、体調が悪いと言い訳しないと休みづらいカルチャーなのだとしたら以下でも述べるがそれはそれで問題である。適した仕事がないと言うのが本当であれば、シニア層の労働市場の流動化を進める必要がある。必要がある所には儲け話がある。人材紹介会社で関連銘柄があるかも知れない。

下段は、「休みが取りづらい日本の雰囲気の弊害」が表されている。休暇が少ないと消費が少なくなるのである。まあ、使うヒマが無ければ消費はしないので、それはそうだろう。有給取得率も、電ガスだけ70%を越えていて、後は概ね5割以下である。確かに筆者も、風邪を引いたのを病欠でなく有給でこなしても、かなり余らせて居た気がする。消費増大の観点から言えば、皆さんもっと休みましょう、と言う事になる。ちなみに休みが増える施策が取られた場合は、JR、ANA、HIS等の観光関係の銘柄には概ねポジティブである。

お次は住宅関係。日本は著しい「新築主義」である事が分かる。これは銀行、不動産デベが一般市民からマネーを吸い上げている行為に等しく、ちょっと変わったマネーの流れである。現状のような海外と比べるとかなり新築にティルトしきった状況で上段左の通り、新設着工は低調なのであるから、今後リフォームや中古住宅に住む事がもっと定着して行った場合、新設着工が伸びる事は尚更考えづらいだろう。超長期的にハウジングメーカーは中々厳しい業界になりそうである。

一報で、下段にある通り、現状では日本は新築も低調ならリフォームも低調だが、市場の過半が65歳以上である事を考えると、今後住設メーカー等にとっては伸びが狙える時期も来るだろう。団塊世代の定年退職が話題になった時、こう言う視点で住設メーカーにかなり買いコールが入ったような気がする。忘れられた頃にもうひと相場あるのだろうか。TOTOとか住生活HDとか。

「政策や金利動向も住宅購入に大きく影響」と、随分柔らかく書いてあるが、これは間接的に、経済産業省から、「政府は住宅版エコを続けてください、日銀は低金利で当面行ってください」と言うメッセージを発している事を示唆する。まあ、景気の事を考えるとそうなるだろう。

下段は、住宅購入可能なだけの年収を持つ世帯が減っている一方で、高齢者のリフォーム余力がある事を示している。お上の方針としては、新築を増やすよりも、リフォームを増やす事で家計の住宅投資を増やしたい、と言った所のように思う。勿論これは銘柄にも長い目で見れば影響する。ハウジングメーカー△、住設メーカーには+。

長期優良住宅は一時期話題になったが、余り値段が高くなると消費者に許容して貰えませんと。また、集合住宅の省エネ対応の遅れを指摘している。長期優良住宅の価格引き下げによる普及促進がハウジングメーカーや土建屋の課題で、省エネやエコ関連を集合住宅でいかに普及させて行くかで需要開発が出来るかと言うのがマンションデベやあ住設メーカーやの課題と言う事になりそうだ。

下段では、当たり前の事だが、都市の集積度が高い方が地価が上がる事を示している。また、都市の集積度を上げて容積率を高めれば、単位当たりの地価は低下するので、翻って新築購入余地の乏しい世代にも住宅購入のチャンスが与えられるだろう、と言った話である。これは経済産業省のレポートで、国土交通省の考える所はまた別にあるのかも知れないが、これは都心の再開発を促すような政策を打った方が良い、と言う経済産業省の考えでもある。

以前の毎日エコノミストかなにかの論文で、都内では中央区、港区と言った一部を除いてはまだ容積率規制を全然使い切ってなくて、再開発が遅れている所がある旨紹介したと思う。ここにお上からテコ入れが入るとなると、こう言った所でマンションを買う際は要注意である。需給が緩んだら、資産価格が下がるからである。

以上をまとめると、日本の家計の消費を回復させるには、改善されない所得を何とか上げるような方策を取る事がまず重要である。

一方で、高齢化社会の状況を踏まえて、国の債務増大を抑えるためには年金の削減はやむを得ないだろう。これについては、経済産業省のデータによると貯蓄を取り崩せば年金給付が減っても生活出来るし消費も出来そうである。従って、高齢化社会で高齢者の数が増えている割に「健康上の理由やら適した仕事がないやらで他にやりたい事ある訳ではないから働けない」と言う事になっている枯れた状況の高齢者にもっと有意義な老後を過ごして貰うと共にリフォーム需要等で消費・投資してGDPに貢献してもらう事も出来るかも知れない。

また、子供を産んだり余暇を増やしたりしやすい環境づくりをする事で消費増大を促す事も必要そうである。

更には、都市の集積度を上げる事で特に東京等の大都市の資産価値下落を防ぐと共に単位当たりの土地価格を下げる事で持ち家購入余力の乏しい家計にも住宅購入のチャンスを与える事で住宅投資を促す事も課題になるだろう。この場合、住宅と言うのは郊外の一戸建てではなく、都会の容積率規制一杯まで使われて再開発された高層マンションのイメージである。ハウジングメーカーでなく、マンデベの世界である。で、ここのエコ・省エネが足りないと言う事になっているのでここの強化が必要な訳だが、この際は一戸建て向けのエコキュートとかああ言うのとはまた違ったエコ対策になるだろう。どちらかと言うとオフィスビルなんかでやられているエコ対策に近いものになるのではないだろうか。関連銘柄も、リンナイとかノーリツとかの世界ではなく、山武とか高砂熱学とかの世界に変わって来る可能性がある。


必要な事はビジネスに繋がり得る事なので、上記のような課題を解決する企業はどう言った会社だろう、と考えて行けば、業種や銘柄に落として行く事が可能である。

こんな訳で、多少五月雨的ではあるが、それでも消費を通じた経済産業省の考え方や、関連銘柄の影響について思いを馳せたりする事は出来る事が少し紹介出来たのではとも思う。こう言った話をベースにして、ハウジングメーカーや住設メーカー、マンションデベロッパや建設業界等に取材してみると、面白い話が聞けたり、理解が深まったりする。こうやって調査を深めて行くのが、リサーチの基本動作である(注)。同業者のかたからするとboringな話かも知れないが、リサーチ等を志望する学生さんや、業界外のかた向けに基本動作の紹介までと言う事で、少し書いてみた。


(以下注)

注:ヘッジファンドのびゅんびゅんやる運用は、こう言うじっくりとしたリサーチよりもかなりopportunisticである必要があるが、これはどちらかと言うと応用編である。個人的には、最初から応用編より、最初は基本を押さえておいた方がプロフェッショナルとしては地に足のついたものになろうかと思う。

また、筆者が自身でヘッジファンドで運用していた頃、どんどん視点が近視眼的になって行ってしまっていたきらいもあった事に対する反省でもある。今は某社でヘッジファンドマネジャーをしている、学生時代にスキー選手をしていた人にスキーのコツは?と聞いた所、「足もとを見過ぎない事。視界の少し先、これから向かう所を見るようにして、足もとのコブやでこぼこはヒザを柔軟にしておいて思わぬでこぼこが来ても対応出来るようにしておくのがポイント」と話していた事を思い出す。勿論でこぼこが来ても対応出来るようにヒザや脚力は鍛えておかないといけない訳だが、うーんこれは相場の話にも通じるんだろうなあ、と非常に参考になった事を記憶している。

毎日の上下やチョッピーな値動きにある程度対応するのもヘッジファンドは1ヶ月単位で収益を見られる以上勿論必要な事なのだが、足もとだけずっと見ていたら上手く滑れないし、大きな方向感を見失ってしまうようにも思う。そう言う意味でも、年に1回の経済白書位は、ちょっと大局観を見てみるのもよいのでは、と言う話である。大体年末年始は大局観をじっくり考えられる。これに加えて年半ばに一回大局観をレビューし直す良いきっかけにもなるようにも思う。

2010年8月15日日曜日

evernote活用例:本を買って10分目を通して、さっと捨てられる。


掲題の件。
昨今、より日々が濃密でシンプルで楽しくなるように、生活習慣の改善を重点的にしている。そんな訳で、初心に返る意味も含めて以下の本を買ってみた。

3週間で人生が変わる朝昼夜習慣術 [単行本]


フォトリーディングして大雑把に内容把握して、以下の3ページをスキャンして、読了である。


個人的には賛成出来る所もあれば、内容的には別に良いのだが表現がどうかと思う所もあれば、反対の所もある。
例えば、「朝イチでシャワー」「移動中、携帯電話でアイデアを記録」「ヘルシーな食生活」「ひたすら文章を沢山書いてみる」とかは賛成である。

内容的には別に良いのだが表現がどうかと思う所は「目標を設定し、朝に勝つ」「反省・決意のための日記を書く」等だろうか。朝は勝ち負けではないし意思の力が無くても朝起きられる仕組み作りの方が大事だと個人的には思う。日記を書くのは良いと思うが、毎日決意するか?そんな毎日肩に力入ってて楽しいのだろうか。もうちょっとリラックスで行こうぜとツッコミたくなる。大して決意したり強靭な意思の力なりが無くてもちゃんとしたアウトプットが出るような状態を作る事の方が重要である。

明らかに個人的に反対なのは、「今日会う人が気に入る服装をチョイス」「セミナー勉強会に出まくる」「講演会や異業種交流会で人脈を広げる」「いつも問題意識を持ち言動する」等だろうか。

服装とは自分を表現するツールであり、自分らしい生活をするに当たり非常に重要なアイテムだ。TPOは勿論弁える必要はあるが他人に合わせ過ぎるのはどうかと思う。第一楽しくない。その日の気分に応じて今日はこれを着たらウキウキできそうだみたいのって、大事だと思う。

セミナー勉強会は内容により、あるいは時期によりとっかかりとして良い場合もあるがセミナー勉強会マニアになってもしっかりした知識ベースは作れない。結局は自分で勉強しないとどうにもならんのである。

講演会や異業種交流会で知り合う人脈が実のあるものになる事は、合コンが実際の有意義な男女のおつきあいになる事が余りないのと同様に余りない。実際の所、いわゆる「デキる人」「稼ぐ人」がこう言うのに沢山出て名刺まき散らしてなど居ないように(筆者の周囲を眺めてみた実感ベースでは)思う。目的意識の無い人脈拡大活動など時間の無駄である。そんな事するなら家でのんびりと好きな音楽でも聴いて紅茶でも飲んでいた方が有意義である。

更にはいつも問題意識を持つ必要はなく、感覚に任せてブレーンストーミング的に「雑談」したり、無心に「瞑想」したりするのが、発想を広げて行く上で大事な事もかなりある。

極めつけで言えば、この本全般に流れる雰囲気、つまり「このまま一生、三流のままでいいですか?」(背表紙より抜粋)、「一流目指して頑張るぞエイエイオー!」的な発想はハッキリ言って筆者は好きではないし反対である。他人と比較して上に立って満足しようと言う思考であり、幸せになれる思考でもない。その上続けているうちに上には上が居てエンドレスラットレースである事に気づいて燃え尽きてしまうとか、あるいは周囲に比較する相手が居なくなってしまうとかでどこかで無理が出て来る発想だからだ。大体、本当に何がしかの分野で第一人者の人は、自分が一流なのか二流なのか三流なのかなんて考えていない。自身の好きな分野を無心にやっていたら、随分遠くまで来て居た、と言う場合の方が多いように思う。アマゾンで星5個だった事、何か生活が楽しくなる方向で改善に繋がる習慣が載っていれば良いなと思って手に取ったが、個人的に本棚に置いておきたいと思う本ではなかった。

とは言え、「電話は3分以内に」と言うのは、筆者的には役に立ったポイントである。仕事していた際に、3分以上喋ってた事も正直あったし、3分と言うのをそんなに意識してかかって来た電話に出たり電話したりはして居なかったように思う。特に仕事関係の電話ではこれは今後やろうと思う。1400円払って人生の習慣が1個、良い方に変わりそうだ。これは収穫だ。

そんな訳で、この位の分量、内容の本の場合、掲題の通りで、読書時間10分で上記の通りの学びをして、スキャンしておいて、終了である。今回ブログにもアップしたが、evernoteにこう言った類いの読書録を作ってしまう事で、中身がそんなに濃厚ではないノウハウ本の類いは「どんどん読んでは捨てる」事が可能になるように思う。

生活習慣改善:「簡単で実務的にワークする」マクロビオティックのレシピ

題名のような本を探していると言っていたが、あった。。。

あな吉さんのゆるベジ10分レシピ [大型本]

メニューも、豚を使わない酢豚風食べ物とか、肉無しホイコーロー的食べ物とか、肉を使わないチンジャオロースーにハンバーグとか、日常使い出来そうなものが多くて大変に良い。2冊目の「つかいまわし」においては、タマネギとニンジンとキャベツの炒めたものを大量に週末作っておいて、それをベース調味料と言うかベース具材として「使い回し」する事で、53品もの料理にしてしまおうと言う、極めて素晴らしい提案。仕事で言えば、「Bloombergとエクセル&VBAとRと四季報だけのシンプルで限られたリソースで金融のプロとしてどこまでやれるか」みたいなコンセプトと共通するところがあり、こう言うのは筆者的に大好きである。なんせ実践的である。手の込んだ料理は時たまレストランに食べに行くと言う事でプロにアウトソースすればいい。多くの人に必要なのは、日常使い出来る簡単でそれなりに旨いと言う、こう言う感じのレシピだ。

フードプロセッサーをヘビーユースする事で手間もかなり削減していて、筆者の手さばきだと10分とはいかないかも知れないが30分あれば十分作れそうなものばかりである。更には、本の中で「千切りもフードプロセッサーでやると速い」と推奨されていたので、手持ちのフードプロセッサーに使える、別売りの千切りカッターを購入する事にした。

材料も、凝ったものはなく普通のスーパーで普通に買えるものばかりである。これは重宝。

こう言う食生活や家事なんかも含めて、トータルに全てのものごとが短時間で効率良く、シンプルな形で改善されるのを実感するのは、もちろん自己満と言えばそこまでだが、非常に気持ちが良いものである。それにこうやって紹介すれば、自己満でなく他人とシェアする事で他人に貢献する事も出来るし。

さて、ご飯作ろうか、、、

2010年8月14日土曜日

生活習慣改善:情報処理まわりのインフラを大幅改善。


今日は掲題の通り。

○iPhone4とワイヤレスキーボードを投入。

今更ながらだが、遂にiPhone4を導入した。やっと使い方に慣れて来た、、、
更に、OS4よりBluetooth対応でワイヤレスキーボードが使えるようになったので、以下のbluetoothの折りたたみワイヤレスキーボードも投入。

リュウド 折りたたみワイヤレスキーボード Rboard for Keitai (Bluetooth HID/英語配列) RBK-2000BTII


ノートPCでは電池残量や立ち上げ時間の長さ、持ち運びのサイズの大きさや重さ等が気になっていた。結構前から、電池が長持ちして、立ち上げ時間が早くて、軽くて持ち運びに便利で、キーボードでちゃんとメモが書ける、みたいな状況に出来ればなあと言う事は考えて居た。ポメラも買おうかと思っては居たのだが、逡巡していた感じ。これらが遂に理想的な形で可能になったなーと言う感じ。


○Evernote投入。

加えて、自宅のPCとiPhoneの両方にEvernoteを投入。大量にデータをアップして問題無いように、有料で加入した。
有料ったって、年間5000円だ。


Evernoteは携帯と自宅のPCで同期を取ってくれるので、携帯と自宅のPCでのデータ移し替えの手間等は全くない。外出先で思い浮かんだアイデアも、自宅で編集したアイデアも同等に処理出来る。写真や手書きのメモなんかもどんどんデジカメで取ったりスキャンしたりして溜めて行く事が出来る。Webサイトも気になったものはそのまんま保存出来る。書く事、調べる事、アイデア命の商売では、非常に使えるツールだと思う。また、evernoteをチームで共有すると言うのも非常にクリエイティブなツールになりそうだ。


○やっと最終形が見えて来た気がする名刺管理法。

名刺管理も、今まではローロデックスで2個分(これでもかなり捨てた)、てんこもりになってしまっていたのを、現在せっせとデジタル化してEvernoteに保管している。

ノートブックで「名刺管理」と言った題名のものを作ってそこにどんどんほおりこんで行く。

題名に会社名の頭文字の平仮名(例えば、ソニーなら「そ」)、会社名、名字、と入れておく。
タグには「取引先」「同業者」「友人」「年賀状送付」等と入れておけば、検索する際に便利である。

また、現状英語だけだが、EvernoteはOCR機能がついていて、jpegやPDFファイル内の文字も拾ってくれるので、メールアドレスのローマ字名字や会社名から拾う事も可能である。ぜひ日本語対応もして貰いたい所だ。

iPhoneでもぱっと見る事が出来るので、外出先で必要な際も便利である。

欠点としては、名刺管理ソフトのように会社名、肩書き名、氏名、住所、電話番号、e-mail等と自動で認識してデータベース化したり、それを簡単にはがきフォーム等に落としてぱっと年賀状を作成したりする事は出来ない。

しかし、実際の所、普段の生活や仕事のシーンで名刺が必要になるのは、殆ど電話番号の検索だけだ。しかも目視出来れば良い場合が殆どである。また、名刺管理ソフトでも読み取り間違いがあり、これのチェックや調整を日々やるのは面倒である。この辺は、「年賀状を送る人だけは手打ちでエクセルに入れておく」と言う所で妥協する事にした。そのうち、evernoteのOCRが日本語対応になり、かつevernoteに収録した名刺画像と連携した名刺管理ソフトなんかが出て来てくれると、筆者的にはもの凄い有り難い。誰か作ってくれないかなあ。

今まで名刺管理にはほとほと悩まされていた。名刺管理ソフトも読み取り間違いが応分にあるのが厄介だった。誤読率が例えば5%しかなくても、誤りの5%を探すために全部チェックしないといけない。これが面倒だったのである。

ようやっと「これでメンテナンスも比較的楽な名刺管理方法が確立されたな」と言う感じがした。


○来年から、年賀状を書く事にした。

筆者は年賀状とか、暑中見舞いとか、ああ言うものを、穏やかで言葉に気をつけた言い方でも今まで「重視しては居なかった」し、もう少しみもふたもなく言えば、「双方コストと手間だけかかって、非効率的な儀式だ」と内心斜に構えて考えて居た所がある。「相互に手間がかかるので、筆者からは年賀状は書かない。だから僕宛に年賀状を書く必要は無いです。」と周囲にも公言していた。営業等の対人リレーションシップが重要な職種でも無かった事もある。相場の事ばかりやって居たいしなんだかだで忙しないから、年賀状とか面倒な手間は削減削減、と言う訳であった。

しかし、年を取るに連れて、結局の所人生何が楽しいのかと言えば、友人との繋がりを感じられる時だとか、そう言う事だと言う風に思うようになって来るようになった。年賀状とかちょっとした事で、少なくとも互いの無事や、大病等なく大過なく過ごせている事が確認出来る。そう言うちょっとした事が大切だと思うようになった。悪く言えば年を取ったのかも知れないし、良く言えば人柄が丸くなったとも言える。

また、上記の通りで名刺管理も改善出来そうで、この辺の管理に対する手間もだいぶ削減出来そうである。

そんな訳で、来年からは年賀状を多くなり過ぎない範疇で、キチンと書こうと思う。


○過去の取材記録のデータベース化

これもevernoteに過去の取材ノートで手許にあるものについてはスキャンして、データベースにしてしまおうと考えて居る。


○マインドマップ活用。

更には、マインドマップでもシンプルで安価、かつiphoneとPCの両方で同期出来るソフトも見つけたので、それも追加。

筆者の場合、フォトリーディングの講習を受けた事があるので、マインドマップは仕事でも良く使っていた。しかし手書きだと後日の検索が出来ないし、パソコンだとこれはこれでサクサク書けないとか問題もあった。iPhoneでも使えるようにする事で、出先でもマインドマップを作成して、見栄えや後日気づいた事の追加修正を家のPCでやるとか、PDFファイルにしてevernoteに上げてしまうとかで簡単に後日の検索も出来、入力時も気楽、と言う状況を作れるようになった。有り難い事だ。


○iPhoneに四季報アプリを追加。

iPhoneには、四季報アプリも投入した。これは便利である。株価チャートも即チェック出来るし、四季報から閲覧中の会社の代表電話に電話も出来る。本当に使える。

筆者は以前より、「ドラゴンボールのカウンターの株バージョン」みたいなものにずっと憧れていた。つまり、外出中に、ユニクロの店舗に焦点をしぼると自動的にファストリの企業概要、株価チャート、valuation等が瞬時に出て来る、みたいなやつだ。iPhoneの四季報アプリで、これに近い事を外出中にやれるようになった。これは素晴らしい。


○まとめ

以上を組み合わせると、こんな事が出来るようになる。

・取材や決算説明会のメモをiPhoneからノートPCライクな普通のキーボード入力でevernoteに書く事が出来る。気になったプレゼン資料やチャートはデジカメで撮ってその場でメモに添付も出来る。マインドマップをその場で書いて追加する事も出来る。
・四季報も出先でチェック出来る。代表電話であれば、気になった事を即会社に電話してIRに確認を取る事も出来る。
・過去取材した事のある会社の取材前等に、名刺も出先でチェック出来る。
・その他、思い浮かんだアイデアをその場でどんどんメモ出来て、一括して保管、検索出来る。
・こう言う事を、電池残量や立ち上げの遅さ、重量や分量がかさばる等を気にしないで出先でやれる。

・・・そんな訳で仕事する準備は整って来た。後は仕事が見つかるだけ!!!(爆)
シンクロニシティが最近多くなっているので、そろそろ何か出て来て良いかなと思うんだけどなぁ。嗚呼神様、ぼちぼち宜しくお願いします、等と祈ってみたりもする(笑)。

とは言えまあ、こればっかりはご縁ものなので、引き続き名刺をひたすらスキャニングしてevernoteにアップする、みたいな作業を続けようと思う。

方向性が見えて来て嬉しかったので、筆者が大好きなイタリアンのレストランで、ちょっと自分にご褒美してみた。

カメラも数年前の古い携帯電話から、iPhone4のきれいなカメラに変わったので、クオリティアップだ。

当面は「ひたすら名刺とか過去のノートとかのスキャン」の作業をする事になると思うので、多少ブログの更新が少なくなるかも知れないが、ご理解賜る事が出来れば幸いである。